決断に責任を持つ
大野と同じく、製薬業界について勉強している大橋です。
突然ですが、私は今スマートフォンの購入を検討しています。今、使っている携帯電話は、もう丸4年使っていて、とても古くなってきているためです。(twitterはおろか、mixiも閲覧できないのです…)
これまで、購入を考えていたのは、先週に発売されたばかりのA社のスマートフォンでした。店頭で操作してみた感じや、自分自身の使用用途に照らして、これがベストだと思っていました。
しかし、探せど探せど、どのお店も在庫がない状況で、予約のみの受付となっていました。
予約してもいつ入荷されるかわからないということで、即日受け取りにこだわった私は、在庫を探すため、ある比較サイトを訪れました。
そこには、すでに手にしたユーザーからのレビューが多数、投稿されていました。評価は様々で、正直、私が目にした時点では、辛口なコメントも少なくなかったのです。そこで、私は購入を躊躇してしまいました。
「もう少し吟味が必要じゃないか」
「別の、ユーザー評価の高い製品のほうがいいのではないか」
「もう少し高性能のものが出るまで待ったほうがよくはないか」
あんなに買うと意気込んでいたはずなのに、この先2年間は使うと考えたときに、迷いが生じてきました。
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ふと、これって、内定承諾を迷っている就職活動生もこんな気持ちなのかなぁと妄想しました。
この先、何十年と働くかもしれない会社、決断に際して不安にならないわけはありません。
そんなときに、他者の声に(誰ともわからないネットの声であっても)ものすごく影響を受けてしまうのは、わからないでもないなぁと感じました。
私たち人材業界の人間や人事担当者の方は、そんなネットの声なんかに振り回されずに、自分自身で決断しなさいと、よく言います。それは、正しいと思います。でも、迷うのも、揺れるのもわかるなぁと。
きっと大切なのは、そこで次のアクションを起こすことなのでしょう。
不安に思っていることを企業の人に率直に聞いてみるとか、信頼のおける人に相談してみるとか、改めて決断のポイントを整理し直してみるとか。
ネットの声だけに反応して、出した結論は、きっと脆いです。
入社後に、想像と違ったこと、辛いこと、大変なことに直面した際に踏ん張れなくなると思うのです。
自分の決断に責任を持つためには、どうすればいいのか、そんなことも考えながら就職活動に取り組んでほしいなと思います。
続いて、同じく製薬業界について勉強していると思われる木村です!