ニッポンの春。営業の電話。
こんにちは。田代です。
春ですね。ようやく暖かくなり、気持ちも穏やかになります。4月と
言えば、何かが始まる時。入学式、入社式など、街中を歩いていると
フレッシュマンがたくさんいます。初々しさが残るスーツ姿は、見て
いて気持ちよくなります。
さて、就職活動中の皆様。
そんなフレッシュな1年目社会人が、まず4月になってやることをご
存知でしょうか。※つまり1年後のあなたの姿です。
会社の教育・研修方針によるのですが、新入社員研修を終えたフレッ
シュマンは、現場へ配属され、まず最初に、こんな仕事をします。そ
う。それは、飛び込み営業による名刺獲得競争やアポイントを獲得す
るために、ひたすらかけまくる営業電話。これです。
街を歩いていると「すいませーん!名刺交換してください!」とか
電話に出てみると「こんな旨味のある話があるんですよー!」とか。
初々しい若者たちが、理不尽なまでに飛び込んでくるわけです。
これ、大変ですよ、萎えますよ。例えば、100件電話をかけて、99件
断られ、ようやく1件アポイントがもらえる計算。甘くないです。社
会の厳しさをガツンと痛感する瞬間が待っています。
どうですか。仕事するのが嫌になりましたか。
営業職なんて最悪だ、と思いましたか。
そんなあなたへ。
実は、実は、話を聞いてくれる大人は意外といます。
私は営業職ですので、彼らの気持ちがよくわかります。だから、その
勇気に乾杯!ということで、フレッシュマンに営業をかけられたら、
名刺交換もしますし、話も聞くようにしています。
なぜ、そうするかと言うと、私自身、新入社員時代、本当に多くの社
会人に会い、断られ、怒られ、指導されたからです。テレアポや飛び
込み訪問で、磨かれた結果今の自分があると思っているからです。
ニッポンの春。営業の電話。
今日も下手クソで懸命な営業電話が私宛にかかってきました。話は聞
きました。色々質問もしました。そして、無茶苦茶な要望に、そんな
の無理だよ!と指導し、断りました(笑)。でも、何かを得てもらえ
るよう、愛のあるヒントを出しました。心の中では、頑張れ、フレッ
シュマン!と叫びながら。
そんな対応をすることが、新入社員時代、私を指導してくださった社
会の大人の皆様に対しての恩返しだと思っています。
社会は厳しい。でも、冷たくないよ。温かい…を通り越して熱いよ。
私たちは、キミの営業電話や飛び込み訪問を待っています。
あえて言います。
さぁ、今日も、飛び込め、電話をかけろ、
そして、断られ続けてしまえ。
汗かきベソかき、若者たちは成長していく。
本当はそんなキミの姿を、社会は待っているんだ。
頑張れ、フレッシュマン。
とか、先輩ぶって書いてみる。 でも応援しているよ、名前も知らないキミのこと。
次は、土田です。