「ゆとり世代」って誰が言った?
こんにちは、土田です。
この仕事をしていると
「最近、学生の質が下がった」
「ゆとり世代はダメだ」
ということをよく耳にする。
しかし、学生さんと仕事でもプライベートでもお会いしていると
「しっかりしているなあ」とか
「自分が学生の時は、ここまで深く考えて過ごしてなかったなあ」
と思うことばかり。
4月29日にも、とある雑誌記者の方に依頼され、
7人の学生さんに集まっていただき、就職活動についての取材を行った。
そこには、われわれ社会人がマスコミや情報会社からの得る情報から想像される
「ゆとり世代」とはかけ離れた、頼もしい若者の姿があった。
しっかり考えているし、謙虚で地に足が付いている。
曰く、
「ゆとり世代という言葉は、自分では気にしないようにしている」
「自分のことではないと思っている」
「同年代が本当にゆとりなのだとしたら、ある意味チャンス」
うん、そういう考え方、個人的には大好き。
社会に出ると、多少鼻を折られるかもしれませんが、それくらいの気概がないと乗り切れません。
「学生の質が下がった」というのは、実は存在しているしっかりした学生に
「自分の会社を選んでもらえない」のか、「よさを引き出す環境を作れていない」ということだと痛感する。
一方で、大学進学率が上がり、
少子化にもかかわらず、相変わらずホイホイ大学が新設されるため、
大学は「入学するのも卒業するのも簡単」になっているのも、事実なのだろう。
しかし、私たち社会人も、なんでも「ゆとり」のせいにして解決した気になるのはやめよう。
「最近の大学生は」とひとくくりにするのもやめよう。
次は、長崎です!