なぜ?×5回!
みなさま、こんにちは。
むかーしむかし、旅行会社で添乗員として海外あちこちを飛び回っていた
ことがある、杉平です。旅の武勇伝には事欠きません (笑)
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さて、以前にもこのブログで触れたことがありますが、
私は昨年11月から、2カ月に1回のペースで全6回、つまり約1年間にわたって
シリーズで行われる社外研修に参加しています。
今週はその第4回目に行ってきました。
1年間を通しての研修全体のテーマは
「会社や組織を、みんながイキイキと働き充実しているエネルギーに溢れた
“チーム” に変革する」 ことなのですが、
今回のサブテーマは 「変革ノウハウを習得する」 でした。
さまざまなワークをしながら学んでいく中で、特に印象に残ったのは、
課題解決の技法の中で、本質的原因 (真因) を探っていく方法でした。
その中でも 「5whys」 と呼ばれるものがあります。
たとえば 「宿題が提出できなかった」 という課題 (問題) があったとして、
原因を考えたところ 「計画がきちんと立てられなかったからだ」 という
結論に至ったとします。次からは計画をきちんと立てよう。と。
しかし、しばらくするとまた同じ失敗を繰り返してしまう。
こんなこと、よくありませんか?
つまるところ、本当の原因がそこではない、ということです。
そこで 「5whys」 。
これは最初の原因で思考を止めず、さらなる 「なぜ?」 を5回ぶつけてみる手法です。
①宿題が提出できなかったのはなぜ? → 計画が甘かったから
②計画が甘かったのはなぜ? → 分量と時間を軽く見積もったから
③軽く見積もったのはなぜ? → きちんと中身を見なかったから
④きちんと中身を見なかったのはなぜ? → 面倒だったから
⑤面倒だと思うのはなぜ? → 苦手意識があり興味もない教科だから
ここまでくると、宿題がきちんと提出できる自分になるために必要なことは、
「計画をきちんと立てること」 ではなく、
「この教科に対してもっと興味を持てるようになるにはどうしたらいいかを
考え工夫すること」 だということになります。
これはほんの一例ですが・・・
日常 「なぜ?」 をほんの1回ぶつけただけで終えてしまい 「真因」 をつかめないまま
見当違いな動きをしていること、よくあるのではないでしょうか。
・なぜこの大学に入学したの?
・なぜこの会社がいいの?
・なぜ営業職はいやなの?
・なぜ働くの?
毎日の中にある 「なぜ?」 を、たまにはぐぐっと、深堀りしてみませんか?
自分でも気づいていない 「真因」 が、そこにあるかもしれませんよ。
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