ちょっと長めの日記 パート2
皆さん、こんにちは。保坂の日記を読んで、パフ社員 4つの原則 を思い出し、気持ちが引き締まった吉川です。
この社員日記がリニューアルすることもあるので、私も最後に長い日記を書こうと思います。
今週、この社員日記に欠かさずコメントをしてくださる「イトケン」さん。実は、私が新人時代からお世話になっている尊敬するお客様です。
イトケンさんからたくさんいただいた言葉の中で、
今でも忘れられず、またパフで働く誇りを再確認できるメッセージがあります。
今日はこの言葉を皆さんにも共有したいと思います。
先日長崎に紹介された私の同期のTの送別会に寄せていただいたお言葉です。
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Tさん、どうもお疲れさまでした。
昨日、Tさんへのメッセージをくれ!とのご連絡をいただき、いろいろ悩んだのですが、少し偉そうに教訓めいたことを一つ。
私が新人の坐禅研修でお寺に
行ったときに、ご住職が新人に対して話された内容から。
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仏教の教えの根本は、
「諸悪莫作・衆善奉行・自浄其意・是諸仏教」
(しょあくまくさ・しゅぜんぶぎょう・じじょうごい・ぜしょぶっきょう)
「諸悪なすなかれ・しゅぜんぶぎょうせよ・みずからその意をきよくす・
これしょぶつのおしえなり」ということ、要するに、「悪いことをしないで、良いことをしなさい。自分のこころを浄めなさい。」ということです。
中国に白楽天(はくらくてん)という詩人がいました。本名は白居易(はっきょい)。
白居易は、順調に中央官僚としてのコースを歩んでいましたが政治的に失脚し、地方の長官(知事)になります。
そこには、鳥彙道林(ちょうかどうりん)と呼ばれる偉いお坊さんがいました。このお坊さんは、山の中の松の木の上に巣をつくって住んで、木の上で坐禅をしていました。
白居易は、赴任の挨拶のためにこのお坊さんに会いに行きます。白居易は、木の上で坐禅
しているお坊さんに向かって、「仏教の根本の教えとは何ですか?」と問います。
お坊さんは、「諸悪莫作・衆善奉行」(悪いことをするな、善いことをせよ)と答えます。
白居易は「そんなことは、3歳の子供でも知っていますよ」と言いますが、それに対してお坊さんは「3歳の子供が知っていることでも、80歳の老人でもこれを実行することは難しいぞ!」と答えます。
「悪いことを一切するな、善いことをせよ!」と言っても、善悪の判断は人によって違う。
「悪いことは何か、善いこととは何か」この善悪の判断を間違いなくするために「いつもこころを清くして」、「悪いことは何か、善いこととは何か」を考え続けなさい。
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以上が、お寺のご住職のお話です。
私は、これは自分自身の判断基準、価値を考える「モノサシ」、物事の本
質を」見極める「目」のことを言っているのだなと解釈しています。
世の中には、この「モノサシ」を持たない、または間違った「モノサシ」を持ってしまった、あるいはそもそも「モノサシ」のことなど考えたこともない、という状態のまま40歳、50歳、60歳と年をとってしまっている人がたくさんいるように思います。
そうならないためには、「モノサシ」のことを考えることができる(考えざるを得ない)、また正しい「モノサシ」を身につけることができる、そういった環境に自分を置くことが大切だと思いますが、そもそも「モノサシ」のことが
わからない以上、自分からそういう環境を求めることは不可能なはずです。
おそらく、このことに学生時代に気づく人はほとんどいないでしょう。
だから、就職活動が大切なんだと思います。そういう「モノサシ」のことを考えさせてくれる環境がある企業・職場で社会人のスタートを切ることができるかどうか、がその後の人生において決定的に重要になってくるように思います。
私が、学生に、単なるスキルや、一時的な「やりたいこと」なんかで就職先を決めてほしくない理由はここにあります。
私が考える就職活動の「キモ」ですね。
「パフ」という会社にはこの「環境」があります(断言できます)。
また、学生に対してこの「キモ」を伝えようとしている会社でもあると思っています。
Tさん、パフで社会人のスタートを切れたことは、すごーく幸せなことですよ!
だって、良い「モノサシ」を身につけられたんですから。
おそらく転職先を見つけるに当たっても、パフで学んだことをそのまま活かせば、また良い企業に巡り会えるでしょう。
今後の、新たなご活躍を祈念いたします。がんばって下さい。
発注先の営業担当が退職するときにここまであたたかなお言葉をくださるイトケンさん。
私はこんな大人になりたいなといつも思っています。(イトケンさん、いつも本当にありがとうございます!!)
また、営業担当とお客様がこんなにも深い人間関係を持てるのも「仕事のおもしろさ」だと思います。
良いモノサシを身につけられる大人を目指しつつ、この日記をよむ就職活動生の企業選びの参考にしてもらえるとうれしいです。
次は、ガンチャンと社内で呼ばれる岩崎です。