ピッチャーと、就職と、選択と
こんにちは。田代です。
今日は野球と就職活動をからめた話をします。
マウンドの中心で何を叫ぶ?
私は、ピッチャーと言うポジションにつく度に
いつもそう思いながら一球一球を投げています。
…
どういうことか。要するに
「何をどう言われても、
最後の最後にボールを投げるのは自分だ!」ということです。
例えばです。投げていて、ストライクが入らない状況が続く。
すると、
ベンチの仲間たちからは
「力み過ぎだ。力を抜けー。」と言われる。
私の球を受けるキャッチャーからは
「ストライクなんか気にしないで、思いっきり腕を振れ!」と言われる。
私の背後を守る野手の仲間からは、
「真ん中でいいから、打たせろー!」と言われる。
どうでしょう、皆、言っていることが違う。
どのアドバイスも言いたいことはよく分かるのですが…最後の最後。
結局は、自分の意思で、誰にも言われていないチェンジアップを投げたりする。
「ボールを投げる選択権があるのは、自分だ!」と強く心の中で叫びながら。
こういう状況、ピッチャー経験者は必ずあると思います。
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仕事柄。
企業の採用活動や、大学生の就職支援をしていますと、
この時期、エントリーシートをはじめ就職相談を受けたりします。
話を聞いていると。
部活やサークルの先輩、社会人、キャリアセンターの意見…etc。
本当…人によって受けているアドバイスは全然違うな、と思うのです。
意見を聞き過ぎて、混乱している学生もいました。
でも、仕方ないです。
絶対的な答えなんてないから。
自分が納得したように、進むしかないです。
ピッチャーマウンドに立っているのは、自分です。
最後の最後、ボールを投げる意思決定権があるのは、他の誰でもない自分です。
自分の思いを信じて、投げれば、抑えようが、打たれようが、満足です。
マウンドに立てる喜びを感じて、自分の意思で投げれば、それでいいのです。
(ピッチャーって、ちょっとわがままなぐらいの方がいい)
なんて、思うのです。
ロジンバッグを触り、深呼吸をして、キャッチャーのミットを見ながら。
さて、何を投げようか。
このドキドキ感がたまらないんだな、ピッチャーは。
次は土田です。