春は文化を考える。
丸10年が経過し、11年目となった保坂です。
新卒文化の会社にいると、「何年目」といくつになっても数えるんじゃないでしょうか、ヒラハラ。
・・・
さて、この流れで、今日は「企業文化」について書こうと思います。
就職活動をしている学生に“決め手は?”と聞くと
「社風」が気に入りました。という話はよく聞きます。
やっていることは一緒でも、社風は異なるから、
自分にあった会社に入るといい、とアドバイスされることもあります。
でもー。
事業部によって社風は変わります。
一緒に働く仲間は、何年かに1度変わることもざらです。
「社風で決ちゃーいけない、社風を変えるくらいの気がないと」
「自らどんな環境でも対応できないと」という話も納得です。
・・・就職活動中の学生がこの話を聞いたら、困ってしまいますね。
社風で決めようと思っている人はまた迷ってしまうでしょうか。
社風で決めてはいけないのでしょうか。
私は「企業文化」って、間違いなくあると思います。
全ての事業部、社員共通の雰囲気がある会社もあります。
事業部によって雰囲気が異なる、社員それぞれ個性的だ、という会社もあります。
それ自体が、“企業文化”なのでしょう。
雰囲気なんて軽い空気のようなものではない気がします、企業文化って。
会社の歴史が長ければ長いほど、企業文化は色濃い。
創業者や社員の思いが強ければ強いほど、企業文化は色濃いのかもしれません。
それでも、全員が同じ色が好きだったり、同じ食べ物を好んだり、する会社はおそらくないでしょう、
仕事スタイルも、各々異なるでしょう。
その会社やその会社の社員が、
大切にしたいと考えていることやもの、価値観が企業文化。
それも時代とともに変わることもありますが、できるだけ変えたくないものだけが
社風・企業文化として残っていくのだと思います。
まとめると、「雰囲気で決めました!」という軽いものには賛同しません。
「その会社が大切にしているもの=企業文化がわかり、それに共感しました」、
―短い就職活動でも、伝わるものがあったんでしょう。よいですね。
「よくわからないですが、ノリで決めました、どんな環境でもがんばります!」
いいんじゃないでしょうか。がんばってほしいですね。
私の会社は、企業文化が色濃いと言われます。
それでも悪い文化もあり、変えていきたいとも考えています。
よい文化はいつまでも大切にしたいと強く思います。それでも環境が変えることを求めるかもしれません。
11年めを迎えた今年、10年という長いスパンで会社と自分を見つめなおしてみたいと思った春でした。
さて次は、パフの文化は、この人が作ったのだ!(笑)
意見があるなら吉川さんまで。です。