安易な効率化、欧米礼賛に走るのはやめよう。日本企業の良いところ。

こんにちは。土田です。先日、吉川さん、保坂さんと新入社員(梓澤、田中、溝渕、清水)を、
休日に拙宅にお招きしお好み焼きパーティーを実施しました。

その時の写真がこれです。

目的は、新入社員同士の同期意識醸成と
執行役員と新入社員が親睦を深める機会の提供、
ということもあるのですが、それは3%くらいで、

主目的(97%)は「自分が楽しみたいから」実施しました。

広島県民として、お好み焼きは関西などではなく、広島がメッカなのだ
という「あたりまえなことなのだけれどあまり知られていない事実」を
分からせるために、お好み焼きを焼いてみんなで食しました。

「広島焼」という言葉を発した人には、
「広島焼きじゃないから、お好み焼きだから」という厳しい突っ込みが
浴びせられました。

そんな風に先輩面して楽しんでいたのですが、
最後になんと私の誕生日が近いということでサプライズでお祝いしていただきました。

みてください、この「祝われ慣れていない」顔。

誠にありがとうございました。

大学までずっとメインストリームに属することに抗い続け(というかメインストリームに受け入れられなかった)
ダークサイドに属してきた私としては、このように所属コミュニティの中でお祝いされるのは
なかなかない経験でして、本当に有り難かったです。

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さて、新入社員の皆さんの周囲の友人や世間の皆様は、これを見てなんと思うでしょうか。

「えー、平日も遅くまで働いたり、飲みに連れまわされるのに(連れまわしているの、主に土田)、
休日も先輩社員の家に入ってメシ食うの?大変だね」

「休日も、先輩社員の誕生日祝いとか言って、ヨイショしないといけないの、ウンザリだね」

「休日も会社の人に会うなんてちょっと勘弁してほしいわ」

と言う人は、日本に間違いなくたくさん存在するでしょう。

 

私は、この家族的な企業文化は、真面目に日本企業の強いところだと思います。
(なれあい、傷のなめ合い、事なかれ主義に陥りやすいと言う弊害もありますが、対処すればつぶせます)

アジア企業では、社員旅行や社内運動会などの重要性が注目されているそうです。
実際に、昨年訪問したベトナムの某IT企業では、社員の食事会毎週実施していらっしゃいました。
社屋の屋上に広場があり、バーベキューセットやお酒を置く冷蔵庫があるわけですね。
また、全社員の誕生日も壁に張り出されていて、毎月誕生会をやっていらっしゃいました。

今、日本企業は社員旅行や社内運動会を「経費削減」の名の下止めるケースが増えています。
また、そうした日本企業の習慣・風土を「古い」「欧米ではプライベート重視だ」「だから日本企業はダメになったのだ」
として、軽視・蔑視する声もあります。

日本企業のいいところは残し、改めるところは改める、それでよいのではないか?
「ゼロイチ」で、日本企業のやり方をすべて捨てて、欧米にならえ、としても、何かいいことがあるのか?
欧米企業の劣化コピーができるだけでないのか?
こんな小さな島国が経済発展できた、その一因が日本企業の家族的な文化にもあるのではないか、
それを捨てて、欧米企業の劣化コピーになった日本企業は、世界で生き残れるのか?

安易な効率化、欧米礼賛に走るのはやめよう、と。
日本企業の良いところをしっかりと抱きしめ、国際競争力のあるものに昇華していきたいものです。

最後だいぶ話がそれましたが、今回はここまでで終了です。

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