ブーメラン
えー、ブーメランといってもこれではありません。
そう。「ブーメラン制度」の話です。
先日、某お客様企業の人事担当者様からこんなことをお聞きしました。
「私、一度会社を離れていたのですが、ブーメラン制度を使って昨年復帰したんです」
ブーメラン制度。非常にいい制度です。
人間だれしも
「このままでいいのだろうか?」「もっと違うフィールドがあるのではないか?」
「他の世界が見てみたい」「こんなところで終わる人間じゃない!」
という思いはあります。
また、恋愛と一緒で「新卒入社した企業を完全に嫌いになって退職する人」はいない
のではないでしょうか。
大抵は「お前のことは好きなんだけど、でもずっと一緒にいたいかというと違うんだ」
という複雑な心境で離れていく人が多いのではないかと思います。
(違法行為をしている「ブラック企業」であれば別ですが)
外の世界を見て、あらためて前職の良さに気付いた。
外の世界で前職では得られなかった知見を吸収できたので、前職の企業に還元したい。
これも人間の情というものではないでしょうか。
そう。「上京して故郷の良さを知った」「留学して日本をますます好きになった」
というのはよくある話です。
あなたがカープファンであれば、一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
「移籍した人が帰ってきたら超強いチームになっているのでは?」
と。
黒田、ルイスがいて、マエケン、大竹、野村、バリントンで先発ローテを回せたら…
金本、新井、江藤がFA移籍したあと、復帰してくれていたなら…
ソリアーノ、チェコ、ラロッカ、シーツ…なぜカープに帰ってきてくれなかったんだ!
ブーメランがいかに重要かがわかります。
人生のフェーズによって、最適な舞台というのは変わるものです。
従業員のフェーズに合わせて、一度は外に飛び出すことを許し、
再び戻ってこれるような仕組みや風土というのは
強い組織作りには不可欠ですね。
(もちろん、元従業員、企業ともに「戻ること」を良しとするか否か
選択する権利はあるわけですが)
ブーメランブーメラン ブーメランブーメラン
きっと~あなたは~戻ってくる~だろう~
以上、土田でした。
※もちろん「一度出ていくことを選択した人」を重用し
「出ていかずにずっと頑張ることを選択した人」を蔑にすることは
アンフェアですので、バランスが大事であることも付け足しておきます。
※本ブログは特定の企業・団体や個人のことに言及するものではありません
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