シンポジウム寸劇裏話
数年ぶりの腰痛に襲われ、ゆっくりしか動けない大岡です。
先日7/7はパフの職サークルシンポジウムが開催されました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
釘崎さんがブログで何度か予告していましたが、演目の合間に寸劇がありまして。
私、以前書かせていただいていた通り、20年以上芝居に携わっておりますもので、当然のように白羽の矢が根元までずっぽり刺さりまして、構成・演出・出演という形で関わらせていただいておりました。
ありがたいことに予想を超える高評価をいただき、「3人以上泣いたらビール1杯ご馳走してやる」という釘崎さんのノルマも軽く超えまして、いつのまにかビール1杯がビールいっぱいに変わって打ち上げ費用まるごと負担していただくことになりましたw
これも温かい目でご覧いただいた皆様のおかげです。
せっかくなのでちょっと裏話をさせていただこうかと思います。
最初は営業の顔見世的な意味もあるなと思っていたのでもっと大勢出るはずでした。
学生1人対面接官3人。シーン変わって学生の友達とか。
でも心の声が多すぎてわけわからなくなるのでシンプルな方向に変えました。
ちなみに学生役の横山は当初内気な面接官役の一人でした。
すごく稽古したんでしょう?と言っていただきましたが、稽古時間はトータルで約10時間くらいです。
日曜に関係者を呼び出して3時間くらいやりましたが、他は保坂に頼んで無理やり時間作ってもらって仕事中に1時間~2時間。
なにせ台本が確定してキャスティングしたのが本番10日前くらいなので素人ばかりなのに皆よくあそこまでいけたなあというのが本音です。
脚本は内定者の皐月彩が書いています。
彼女は某有名漫画雑誌に連載していた漫画の原作をやっていたりする学生でありながらプロの脚本家です。
演劇の本は初めてということだったので、構成などは打ち合わせで決めていったのですが、最初の打ち合わせで面接官と学生の心の声を役者が演じるのはどうか?という話にまとまったら翌日には第一稿が上がってきて、その後も修正指示を出すとだいたい10分くらいで改訂版が送られれてくるという、そのスピード感には驚嘆させられました。
これがプロかと。
横山の心の声で出演もしていますが、ほぼ初舞台。
「みなさん忙しそうなので私が出た方がいいかと思って」と自らキャスティングしてくる献身的な一面も持っています。
横山は中学時代演劇部所属。といっても10年ぶりということでこちらも素人同然からのスタート。
でも三つ子の魂100までというわけでもないでしょうけど、やっぱりやったことがあるというのはアドバンテージでしたね。
稽古でもどんどん良くなり、普段線の細い印象ですけど本番は堂々とした立ちっぷりでした。耳を動かそうとしているときの顔は近くで見るとニヤニヤしちゃうくらい可愛かったんですが、立場上真面目な顔して見てましたw
是非彼女には芝居を再開してほしいです。
ただセリフ覚えが悪い悪いw
釘崎さんは溝渕のセリフ覚えを懸念してましたが爆弾は違うところにありましたw
まあ、仕事も大変な時で余裕のない中でしたからね。よく頑張りました。
溝渕には正直何の期待もしていませんでしたw
稽古初日にセリフをほぼ入れてきて、逆の意味で「あれ?」っと思ったんですが、その後もいたって真面目に稽古に取り組み、でもその真面目さが硬さになってなかなかスムーズに会話が流れませんでした。
いじられキャラの溝渕ですが、本来は頭もよく、それなりにプライドもあるわけで、そうすると上手にやりたくなっちゃうんですよね。人前に出るんだから当たり前なんですけど。
私のダメ出しを一所懸命こなそうとするんだけど、演じてる最中は「次はここでこういう言い方して・・」とか考えながらやられちゃうと全然会話が成立しないんですよ。だから演じてる間はダメ出しは忘れろってのが鉄則なんですが、真面目な溝渕は
「ダメ出しをしといて忘れろってのがよくわからない」とぼやいてましたw
本番数日前から突然力が抜けてよくなったのは横山との相乗効果ですかね。
お客様にも絶賛されていて、懇親会で「演劇やってよかったです!」と叫んでいたのを見られてうれしかったです。
まさか会社の会議室で仕事中に稽古するとは思いませんでしたが、私も楽しんでやらせてもらいました。
これまであまり接点のなかった溝渕、横山とがっつりコミュニケーション取る機会にもなったし、芝居の演出ってマネジメントそのものだよなあと再認識もしました。
稽古場での連携は仕事にも活かせることがたくさんありそうなのでこれから試していきます。
来年はどうなるのかわかりませんが、またやる機会があるなら皆さんに喜んでもらえるものを皆で頑張って作りたいと思います。
どうもありがとうございました!
昨日すっとばした折原がこの後アップすると思いますが、
順番通りだと次回は皆の太陽あゆちゃんです。お楽しみに!