理念=宗教な話
前回のブログを読んだ新卒同期に「宗教にはまったようだ」と言われました大岡です。
そのくらい人格が変わって見えたということのようですが、あくまで私の一面に変化があったというだけで、45年かけて腐った性根は何ら変わっておりませんのでご安心ください。
ただ、就職活動の際に、その会社が目指す方向=理念に共感するということが何か宗教にはまるような言われ方をしてしまう環境というのは今も昔も変わらずだなあと思ったりするわけで。
先日も創業社長の理念共感を何より大事にされている企業の人事の方とお話ししていて、短い就活中に理念を伝えることの難しさが最大の課題と仰っていました。
理念浸透って、何か一つの意見に従わなければいけないようなそんなイメージがあるんですよね。しかも闇雲に、妄信しなければいけない感じ?逆らうと会社にいられない強烈な暗黙のルールのようなものとして捉えてしまう。
そりゃ確かに宗教臭いと敬遠してしまうのはわかります。
人間は経験したことしかできないし、経験に基づく判断しかできないと誰かが行っていましたが、学生までの間で理念というものに触れる機会がある人ってほとんどいませんから仕方ないのかもしれません。
そういう意味では<理念重視=宗教っぽい>というのも就活にありがちな先入観シリーズに加えておきたいと思います。
採用広報においては、共感醸成より理解促進に重きが置かれていることが多く、企業は自分たちのことを知ってくれ!と伝えることにご執心なケースが散見されます。
結果、理解促進を促される学生の情報収集も必然的に理性的な企業分析に繋がるようなものが中心になっているのではないかと思います。
ブラックだ、ホワイトだっていうあれですね。
でも理念って理解するものではなく、共感するものですよね。
もっと言えば、伝えるものではなく、伝わるものであるべきですね。
理念が真に個人に浸透するためには、それを良しとする風土への順応や、実感を伴うプラスの経験が必要なんだと思うので短い就職活動期間中では難しいと思いますが、なんとなくの共感を作っていくことは十分可能なのではないかと思います。
そのためには、やはり襟を開いて、嘘をつかず、本音で語りあうというスタンスが前提条件ですね。騙されそうな相手に共感するわけないですから。
私は神主なので他の宗教にはまることは誓ってありませんが、企業の理念に共感して信じられるという環境は、神の救いに触れて宗教にはまる感覚ともしかしたら似ているのかもしれません。
何かに守られているような安心感というか一体感というか。。。
パフがそうかと言われれば正直よくわかりませんが、「お客様の採用成功のため」で繋がっていることはとてもいいことだと思いますし、そこに染まった自覚はあります。
染まりつつも自分の色は失うことはないですけどね。
何せ黒いので。
次は重大発表のある内定者皐月です。