苦なくできることは、なんだ?

皆さん、こんにちは。吉川です。

以前、オフィスの共有デスクに見たこともない美しい字で書かれた付箋が置いてありました。

会社に長く居ると手書きの文字は、だいたい誰のものか分かるようになります。
こりゃみたことない!きっと大門さんだ!!と思って、なんでそんな綺麗な字が書けるのかを質問しました。
その答えが昨日のブログで紹介されていましたね。
綺麗に書くことよりも丁寧に書くことを意識する。
大門さんらしいエピソードで朝から心が温かくなりました。
私は「文字はそれまでのその人の生き方を表している」と考えるタイプです。
未だに履歴書を手書き限定にする会社が多く、
学生の負担を考えると古い!と思う一方で、
手書き文字から伝わってくることがあるという意見もよく分かります。
就活のとき、他社用に書いた履歴書を丸写しにしたものを提出した会社の面接で
「字が綺麗すぎて内容に目がいかない」と言われ、なんとヒドイ面接官だ!と腹をたてたことがありました。
今思えば、何の思いも意見もないま書いた姿勢が伝わっていたのかもしれません。。。
さて、日頃から手書きすることが大好きな私ですが、字が
格段に上手くなったと自覚している時期があります。
それは高校生のころ。
ハンドボール部に所属して、朝から晩まで休みなく練習していた日々です。
その時期の唯一の休息は、授業中でした。
えー、はい。授業の講義を聞かず、よく居眠りしていたってことです。
テスト前になると、仲の良かったヤスハラさん
(あだ名は、ラッキョ。やすはらっきょ!という親父ギャグが由来)の
ノートを見て勉強をしていました。
それが、そのノートがスゴかったんです。
先生が番書した文字以外に、口頭で説明されたことの要点メモや、
教科書の何ページにこの話題が記載してあるかの注意きまで書いてある。
授業を聞いてなくても、そのノートを見たら、どういう流れで説明があり、
何が重要なのか、という話の強弱まで分かるものでした。
私は、テスト前になると”ラッキョノート”をまずはただただ
書き写すところから勉強を始めていました。
写経みたいなものですね。
すると不思議なもので、ラッキョの美しい字に似たけっこう美しい字が
書けるようになり、ノートのまとめ方スキルも格段にアップをしました。
その後高校3年生で履修した日本史の先生が
一切番書しない!という不思議授業スタイルだった
ことが、さらに私のノート作成スキルを高めてくれました。
今でも、自分の営業は、ノートなしではできません。
お客様の話を聴く際、事実と感情に分けて聞きながら、紙面にそのお話の構造が見える化するよう
整理しながら聴く&書くことを意識しています。
そうするとお互いに話の論点がずれずに短時間で
本質的な課題は何かにたどりつけるんです。
クイックレスポンス&分かりやすく人に話すのが苦手な私に
ピッタリのコミュニケーションツールがノートだったのかもしれません。
以前ある方に「自分の強みは、他者よりも優れていることではなく、
自分が苦なくできることだよ」というアドバイスをもらいました。
最近、よくノートの取り方を誉められるようになったのですが、
自分が苦なく磨きたいと思えることに若いときに
出会えた私は、運がよかったなと思います。
ラッキョよ、ありがとう!
あ、今日はパフの新人研修プログラムについて書く予定だったのにっ。
大門さんのパスについつい乗ってしまいました。
新人二人が「苦なくできることは何か」がわかってきた頃に
また書きますかね。
では、明日は、タスクメモ帳なしに日々の膨大タスクをやりきる、パフのスーパー頭脳・ホサカです。
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