愚者は「愚かな者」なのか?
おおきに!カカこと石上です。
パフに入社して1年10カ月目に突入しました。
これまで、とにかくやる!という環境で育ってきたので、謎に「なんでもやらなきゃ!」と固定概念が強いです。
今年はいろんな固定概念を壊したいです。
年末年始は、地元・京都で友達とカウントダウンし、初詣。おみくじは「凶」でした(汗)
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2019年、一発目。
ボヘミアンラプソディーが旬な中、「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」(2016)という映画を観ました。
ヒーローにして犯罪者、正義の犯罪集団フォー・ホースメン。(公式サイトより http://grandillusion.jp/)
メンタリストやイリュージョニスト、カードマジシャンが集まり、派手なイリュージョンショー(マジックショーの大きい規模のもの)で不正に搾取されたお金を奪い続けるイリュージョニスト集団の物語です。
去年、第1作を観て面白かったので、第2作も観てみました。
そういえば、私・カカは、映画は「ボーっと観られるもの」が好きです。
アクションだったり、SF・ファンタジーなど、「考えさせられる」よりは「無邪気に観られる」を重視するタイプです。
そんな「グランド・イリュージョン」シリーズですが、第2作ではIT企業の個人情報売買の不正を暴くために、フォー・ホースメンが仕掛けます。
トランプカードやタロットカードが色んな場面で出てくるのですが、その中で主人公のFBI捜査官 兼 フォー・ホースメンのメンバーがタロットカードの「愚者」を引き当てる(正式には気づいたらポケットに入っている)シーンがあります。
「愚者」。
物語の嫌な予感・予兆を知らせるイメージが強いカードなのですが、その後のあるシーンで、こんなセリフが出てきます。
「愚者はタロットで最強と言われているが、その理由は、引いた者が愚かだからではない。
愚者は、自由でまっさらな状態で、愚者は、これから何にだってなれるんだよ」。
普段は映画を「ぼーっと」観ている私ですが、なぜかこの時だけ自然とこのセリフをメモしていました。
このセリフを機に、物語はラストスパートに続き、変化していきます。
自由でまっさらな状態だからこそ、何にだってなれる。
これはまさに私のような「新人」といわれるような人間や就活生にも当てはまる言葉だと思いました。
世間を知らない、社会を知らない、仕事もできない、知識や経験もない。
見方によっては、まさに社会の「愚者」かもしれません。
しかし、その分、努力をすれば何にでもなれる(可能性がある)し、自由な白紙状態なので、いろんな絵の具が塗られるし、周りの先輩社会人からもフィードバックやご指導をいただきながら、チャレンジできる。
「愚者」こそ「本当の成功」に一番近いのかもしれないと感じた映画でした。
お次は、今年もよろしくお願いいたします!大門さんです。