死んだ組織を想像する
おおきに!カカこと石上です。パフに入社して、1年11カ月が経ちました。
たくさんの本と出会いたいと思いますので、おススメがあればガシガシご教示ください。
まもなく三年目を迎える私ですが、周りの友達がついに「異動」や「出向」の時期になってきました。
「4月から大阪帰ることになってん」「5月から東京配属になった!」
「営業から企画の部署に行くらしくて、楽しみやわ!」
「グループ会社に出向するんです!」など、いろんな報告を受けて、寂しかったり、喜んだり、忙しい毎日です。
私たち若手社員にとって、初めての「異動」や「出向」は喜怒哀楽に溢れ、一日一日が必死なのですが、「人事と採用のセオリー」(曽和利光著/株式会社ソシム)によると、「人は新しい仕事で新しい能力を身に付ける」ため、「配置こそが最も重要な育成手段」だといいます。
なぜなら、短期的な成果を求めるならば、「現状維持」ですが、中長期でみると、社員みんなが新しい環境で新しい能力や考え方を身につければ、組織全体の成長につながるからです。
また、組織も「淀めば濁る」ものだと曽和さんはおっしゃっています。
人材フローが止まると、構成員の「やる気」を奪い、「学習性無気力」に陥り、組織は死ぬそうです。
「異動」や「出向」といった人材フローは、まさに組織を殺さないための最善策であると感じた一方で、それらを理解している若手社員はとっても少ないんじゃないかと思いました。
なぜなら、突然「異動」を言い渡されたり、「出向」を命じられたりするので、どうしても驚きや目先の準備や対応に終われてしまい、「組織にとっての異動や出向の意味」「組織にとっての自分自身の価値」を考えられないからです。
そんな私たち若手社員は、おそらく「死んだ組織」を想像することから始めれば良いんじゃないかと思います。
もし、組織が死んだら・・・
・一日の3分の1以上の時間がとんでもなく平坦なものになる
・成長したい人にとってとんでもなく最悪な環境になる
・どの作業や仕事にも意味を見出せなくなり、とんでもなく自分の存在価値を感じられなくなる
・イキイキと働けず、とんでもなくつまらない人生(のように思う)
想像するだけで、恐ろしいと思う一方で、「異動」や「出向」の重要性をひしひしと感じました。
そして、「人事」という仕事は奥深く、組織の将来をダイレクトに担っている仕事だと思います。
世のなかの人事の皆さま、これからも自組織の将来をどうぞよろしくお願いいたします!
私たち若手社員は、組織のこれからをもっと意識して働きます!
お次は、大門さんです!