なぜアーティストは海外でレコーディングをするのか
おはようございます。趣味はスポーツ観戦、田代です。
本日は、仕事の集中力をテーマに一筆したいと思います。
突然ですが。
最近仕事をしていて、ふと思い出すシーンがあります。
それは、私が小中学生だった頃の音楽番組「HEY!HEY!HEY!」の一コマ。
(20代の社員は、この番組、知らないんだろうなぁ)
MCのダウンタウン(浜ちゃん、松ちゃん)が、
人気絶頂のGLAYに対して、こんなやりとりをしていたこと。
ダウンタウン(浜ちゃん)
「今回の新曲、レコーディングってどこでやってん?」
GLAYのボーカル・TERUさん
「あ、、ニューヨークです」
ダウンタウン(浜ちゃん)
「ハイハイ、また出たよ、ニューヨーク!!
なんでわざわざ海外やねん。
レコーディングは日本でせーよ笑!(どつく)」
なぜ、こんなやりとりを鮮明に覚えているのかと言うと、
当時、小中学生だった自分もダウンタウンに至極同意していたからです。
「うん。本当そう思う。
ニューヨークにスタジオがあるなんて、一流ミュージシャンだからだ。
別に日本でも良いし、何が違うんだろう。」
時は流れ、令和の時代。
実は、ここ数年、GLAYの気持ちが分かってきた今日この頃でして。
自分、パフに入り長らく営業職についていましたが、
この2年ほどは、担当のお客様を持たず、
完全に企画・コンサルティング職に従事するようになりました。
一番の違いは、
とにかく、ゼロイチを創る仕事が増えまくったことです。
「え、なんかクリエイティブっぽくてかっこいいじゃないですか」
なんて聞こえるかもしれませんが、超が付くほど泥臭いです笑。
明確なセオリーが無い中で、仮説とロジックを立てながら、
資料作成(3000枚ぐらい)、研修などのシナリオ、当日の研修やイベントシミュレーションを行うのは
まさに苦の骨頂ですし、何より、クリエイティブに対する締切という圧力が精神を追い詰めるので、
気力と体力が強くないと、正直病んでしまうと思います。
企画書作っている夢もよく見ますし、
寝ている時ぐらい忘れさせてくれって思います。。
うなされて2回ぐらい起きます。
で、とにかく集中して考える仕事が増えたので、
隙間時間の10分、15分じゃ、どーにもならないものばかりで、
とにかくまとまった、かつ集中できる時間を欲するようになってきました。
アイデアが欲しい時、とにかく集中したい時、
人は時として、場所を変えたいと思うことがあります。
自分は、お気に入りのカフェを幾つか開拓し、
環境、出会う人、雰囲気を変えてメリハリを持つようにしています。
冒頭に申し上げた、アーティストが、海外に住んだり、
わざわざレコーディングを行う必要性が最近、分かってきました。
日本にいると騒がしくて集中できないのはもちろん、
アート活動は日常とは違う空気から生まれるものなのでしょう。
個人的な持論としては、
仕事は、本人のテンション、コンディション、モチベーションとは一切関係なく、
必要とされているものだからあるわけで「いいかれやれ!」の世界だと
昭和的価値観を持つ者として思っているのですが、
でも、一方で、本人のテンション、コンディション、モチベーションを
上げていかないと良い仕事もできないと痛感しています。
やべ…俺、完全にアーティスト気質になっている。。。
そう思う今日この頃。
とかく、仕事の質を高めるには、1000本ノックを受ける量もとても大事ですが、
最終的に磨きをかける部分は、集中力が生み出す仕事密度です。
人気ドラマ・ドクターXの大門先生(米倉涼子さん)のオペ中の目つきって、
まばたき一つしない、ものすごい集中力じゃないですか。あの領域に自分も早く行きたい。
ということで、社員の皆さん。
僕が、皆から離れて仕事をする時は、皆さんのことが大嫌いだからではなく
集中力の極みと戦っているんだから、許してね。
という、言い訳を長々と書かせていただきました、とさ。
追伸
色々調べていると海外レコーディングは、沢山メリットもあります。
・国によって、スタジオの音が違う(日本は乾いた音が出しにくい)
・現地ミュージシャンをジョイントする場合は、直で行った方が効率的
・長時間スタジオを借りるなら日本より安い
などなど。その点はこの場を借りて一筆しておきます。
次は、時間の無い中で、驚異的な集中力を見せる平原さんです。