ハロー、アゲイン
ウエスト・サイド・ストーリー、素敵ですよね。
私も大門さんと同じく、WSSにはじめて触れたのは高校の音楽の授業でした。
当時はバッドエンドアレルギーで、何あの結末?!つらくない??!と
友人たちとぎゃーぎゃー騒いだ覚えがあります。
今改めて観ると、決して大人とは程遠い未熟な2人の若者が
葛藤し、悩みまくり、打ちひしがれても自分たちなりの答えを見つけようとする姿にとっても、心打たれました。
時間の流れを忘れてしまうくらいに深まる人間関係って、怖いけど良いな。
おはようございます。阿久根です。
この間、素敵な帽子屋さんとの出会いがありました。
出会いといいますか、再会です。
大学時代を渋谷で過ごした私は、授業の合間によくキャンパスの外を散歩していました。
(がやがやしている駅周辺を抜けて、タワーレコードで試聴しまくり、宇田川町のモガカフェでごはん、その後東急ハンズでお買い物をして代々木公園に向かうのがお気に入りです)
お金もないので、沢山のお洒落なお店のウィンドウをただ眺めながら、
たまに店内に入り、どうしても欲しいものがあれば3ヶ月待ち、その時にまだあれば買うような感じです。
そんなお散歩の毎日の中でたまたま見つけたお店。
外国の映画に出てきそうな、こじんまりとした、でもとてもキュートなお店。
絵を飾る額縁のようなショーウィンドウには、「これはいつ被るの?」と聞きたくなるような、
個性的な飾りつけがついた帽子が並べられていました。
かわいい、ほしい。
衝動的に値札をちらっと見ると、途端に諦めがつく価格がつけられていました。
肩を落とし店を出て、その後もそのお店の存在をふとした瞬間に思い出しながらも、
再び足を運ぶことはなく、卒業を迎えました。
つい最近、とある古着屋さんに行こうと思い立ち、
マップを頼りに探していると、
目当ての古着屋さんは見つかりませんでしたが(地図が読めないのです涙)、あの時の帽子屋さんが目の前に飛び込んできました。
4年前と変わらず、
個性的で、ピュアで、かわいい帽子たちが
持ち主となる人をただ待っていました。
定価のものには手を伸ばせませんでしたが、
その代わり、セール品で運命的な出会いがあったので
購入。店員さんにとっておきの被り方を教えてもらい、被って帰路へ。
帰り道、とっても嬉しくてわくわくしてニコニコニヤニヤしながら電車に乗っていたと思います。
ああ、この時を待っていたんだ。確かに、そう感じました。
世の中には、「未来の自分に投資する」という考え方があります。
多くは”なりたい自分を見越して高い買い物をする”ことを表しています。
ただ、私はすぐに手に入れようと思わないこと、自分がそれに見合うまで待つ、待つからこそまた会えるという楽しみがある事に、この帽子を通じて気付きました。
せっかくなら、身に着けているものに“着られる”自分ではなく、“着ている”自分になりたい!
他にもある、過去に諦めたものたちといつ再会できるのか、楽しみです。
次は石河さんです。