仕事人間だった僕が一年間育児をして分かったこと
おはようございます。田代です。
保坂さんの飲み会心得は、社会人として非常に役立つ情報ですね。
改めて、参考にさせていただきます!
という私ですが、
今年はまだ一度も忘年会の類に参加しておりません。
その理由にも紐づくのですが、今日の話題は育児について一筆します。
実は明日が娘の1歳の誕生日です。
1年前、私は父になり、これまでの価値観では通用しない色々な発見がありました。
今日は今年を締め括るブログとして
この一年間の気付きや変化をレポートしていきます。(今日は長くなりました)
そして、独断と偏見を入れまくってますので悪しからず!
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◆育児って、ハンパない仕事だ
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ちょうど1年前。その日も朝から多忙な仕事が入っていた。
でも、早朝3時ぐらいに奥さんから連絡が来た。
「生まれそう!」
俺、父親になるのか。。
分かってはいたけど、急にそんな状況になると
緊張感で身震いがして眠れなくなったことを思い出す。
急な休みであったが、社内の甚大な協力もあり、
生命の誕生に立ち会うことができた。
凄いなぁ。人間が生まれるって、本当凄いなぁ。自然と涙が出た。
その後、娘が家に来て奥さんと3人の生活がスタート。
当たり前だけど、赤ちゃんは寝たり起きたりを繰り返す。
寝ている間に家事を行い、また赤ちゃんの対応をして家事をする。
想像以上に忙しいことが分かった。
最初の勘違い。
育児はワークだということ。
育休はオンオフのオフじゃなくて、常にオンなんだということ。
仕事ばっかりやっていた僕からすると
正直、育休のイメージは長期バカンスぐらいに思っていた。
会社に行かず家にいればいいし、赤ちゃんならそんなに行動範囲狭いし、
暇もあってワイドショーでも見てゴロゴロできるんちゃうの!ぐらい思っていた。
当事者になると分かる。全然違う。
タスクだらけ。
おまけに子供が成長すると本当に目が離せない。
ちなみに今、1歳近い娘は「怪獣」って夫婦で呼び合っている。
世の中のお母さん、ごめんなさい。
育児ってワークモードで頑張らないと務まらないことが
この1年でよく分かりました。
仕事は、言葉の通じる大人同士のコミュニケーションですから、
苦手なお客様や上司や先輩が仮にいたとしても、仕事を進めることはできる。
育児はそうはいかないですからね。大変です。はい。
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◆仕事は、あえて、頑張らない。
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よく、結婚や子供が生まれたことをきっかけに
「守るものができたので、これまで以上に自覚を持って頑張ります!」と
ヒーローインタビューに答える人がいる。
僕からすると、意味不明。
結婚しようがしまいが、子供が生まれようが生まれまいが、
そもそも仕事は職業人としての自覚持って頑張るもの。
何、あまちゃんなこと言ってるんだ、じぇじぇじぇだよ。
この手の話を聞くたびに、いつもそう思ってしまう。
昭和世代の諸先輩方は、娘ができた僕にこう言ってきた。
「父親になるから、ますます仕事頑張らなきゃな!」
いや、子供が生まれたら、仕事は頑張ってはいけない。
頑張るなんて大前提の当たり前。頑張る気がないなら会社を辞めるべき。
むしろ、こういう環境だからこそ、頑張らないようにするのである。
特に幼少期。そう思ったのは、こんなシーンを見た時だった。
ある日。
奥さんは育児を楽しみながらも、ちょっと疲れていた。
赤ちゃんは言葉が分からないからコミュニケーションが取れない。
これは意外とストレスを感じる。
かわいい…けど、育児は疲れることも多い。
話し相手にもならない赤ちゃんと家で一日中二人きりでいること。
きっと孤独を感じる時もあるのだろうと容易に想像できた。
少しでも早く帰って、
日中、娘のお世話をしてくれている奥さんを解放してあげたい。
週末は一人でゆっくりショッピングやランチなど、息抜きして遊んでほしい!
僕は強くそう思うようになった。
それにあたって、
日本のお父さんたちって、どれぐらい育児をしているのだろう?
内閣府の統計を調べてみたことがある。
統計によると、6歳未満の子どもを持つ夫の育児・関連時間は、
1996年は、一日38分(うち育児時間は18分)
2006年は、一日48分(うち育児時間は25分)
2016年は、一日83分(うち育児時間は49分)
と徐々に増えてきている。
20年以上前のお父さん方は、一日18分しか育児をしていない。
今は働く環境も進化しているので昔と比較はできませんが面白いデータ。
僕がベンチマークしたのは、少なからず平均値を超えること。
幼少期の今だからこそ、一日83分(うち育児時間は49分)、これをクリアしたい。
そう思うようになった。
逆算するとこうなる。
今、娘は21時には寝かしつけてしまうので、
最悪でも20時までには帰宅しないと目標未達成になる。
20時前には帰宅し、家事のことをやりたい。
そのために、僕は色々なものを取捨選択することにした。
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◆進化するためにセーブした好きなこと
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娘が生まれてから、優先順位をつけていることがある。
多趣味なので、どれも継続すると体が付いていかなくなるから。
例えば、飲み会。
必須と言われない限り、極力出ないことにした。
奥さんは育児を頑張ってくれているのに、
外で呑気に飲んだくれるなんて申し訳なくてできませんから。
そうした方針なので、とても付き合いの悪い男になってしまった。
(皆さん、ごめんなさい)
本当はビールも大好き、みんなでワイワイ大好き。
実は結構おしゃべりするのも好き。でも…強い信念のもとやめてみた。
でも、10回に1回ぐらいは参加するので、よろしくお願いします。
例えば、週末の時間。
10年所属していた週末のソフトボールチームには
今年1度も行かなかった。
僕はチームもチームメイトのことも大好きだ。
事実3年前までは4年間キャプテンも務めていた。
毎週、練習メニューや試合のオーダーを考えるのが楽しくて仕方なかった。
でも、週末ぐらいしかまとまった休みが取れない今。
奥さんと娘に全力で時間を使うことにしている。
チームには本当に申し訳ないと心苦しいけれども、
今しかないこの時間を大事にすべく、もう少し待っていてほしい。
(皆さん、ごめんなさい)
時間の使い方も大きく変わった。
本当に1分1秒、無駄にしたくない気持ちがメラメラしている。
例えば、お昼休み。
近くのラーメン屋さんに行列ができている。
待っているサラリーマンはスマホをいじり、寒い中待っている。
僕からすれば「その時間、ちょー、もったいなくないっすか!」である。
さっさと飯食って、仕事しないと夕方になっちゃうよ。
例えば、カフェの男子トイレ。
大便をするのに全然出てこない人がいる。
僕からすれば「その時間、ちょー、もったいなくないっすか!」である。
トイレは3分以内で済まさないと!
大便は踏ん張るんじゃない。極限まで溜めて一気に出さないと。
ちなみに僕は入室後1分以内ですべてを出すことを目標にしている。
そういえば、新入社員で、毎日怒られていた時、
釘崎社長に「売れる営業は、早食い、早糞、早歩きだ!」なんて言われたな。
今、その気持ちは痛いほどわかる。たらたらしてんじゃねーよ!と
チコちゃんのように怒りたくなる。(オンタイムの時は特に)
仕事人間だった自分、多趣味だった自分が、
娘が生まれたことによって変わろうとしている。
たまに思うんですよ。
「俺って、つまらない男になっちゃったのかなぁ」
「ロックンロールな生き方してないよなぁ」
みたいな。
※僕の中でロックンロールとは、
ありのままに生きることと定義しています。
30代って、視野も広がり、知識も経験も増えて、
仕事も遊びも最高に面白い時期。
そんな自分が、こんな丸くなっていいのだろうか。
本社・九段下の夜空を見上げて、そんなこと思う日もある。
皆さん。面白い話、僕、できているでしょうか。。。
でも、
こうやって試行錯誤していることも、
ある意味ロックだと信じて、毎日、公私にトライしている感じ。
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◆育児って最高に面白いぞ!
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つらつらと書いてきました。
毎日毎日、23時杉まで働いた20代。
自分の専門性を磨き、限界に挑戦する30代。
仕事人間の僕は、子供が生まれたら、どうなっちゃうんだろう??
ちょうど一年前。娘が生まれる前に抱いた不安。
色々思うことはある。でも、これは断言して言える。
育児は最高に面白いぞ!と。
今ですね。
20時前後に家に帰ってから、娘と遊ぶんですね。
全力で追いかけっこして、全力でかくれんぼして、いないいないばあっ!をする。
これって、企画書を作るのと同じぐらい体力を使うんですよ。
日中、オフィスのワークが終わり、帰宅後、娘とのワークが始まる。
どうやったら笑うんだろう。何をしたら飽きないのかな。
赤ちゃんは素直だ。忖度もへったくれもない。だから毎日が創意工夫。
疲れるだけど、面白い。
それに、成長スピードがものすごく早い。
1か月前の写真を見ると顔つきも、行動も変わるのが子供だったりする。
この変化を見るのもすごく感動する。
明日で娘は1歳を迎える。
来年には奥さんも育休から復帰予定。
自分も保育園の送り迎えをやることになる。
始発に乗って、終わらなかった仕事を早朝出社で片づける!とか、
22時に寝て、深夜1時から早朝番組のアナウンサー級に起床して仕事始めるとか、
たまにやるバカみたいな時間の使い方はもうできなくなる。
今の仕事と両立させながら、どのように生活していくのかな。
自分をさらにバージョンアップさせないとだなぁ!
ちなみに、近所のパパ友は、とても意識が高く
家事や育児にも積極的な人が多いので刺激をもらっている。
こうして偉そうに書いているが、周囲のパパ友からすれば
僕なんて全然ダメな方で「田代さん、全然できてないっす」と怒られる始末。
近年、仕事量はむしろ増える一方。働き盛りの嬉しい悲鳴。
この3週間は、6連勤、7連勤、6連勤と続くし
全然、まとまった休みを取っていない。
文句も言わず(?)、家事育児をしてくれる奥さんに心から感謝したい。
いつもありがとう。
そんなこんなで日曜日、娘にケーキを作ってみました。我ながらよくできた。
以上、この1年間を振り返ってみました。
今年も一年間、有難うございました。
次は、3人の子育て、あなたは本当にすごいよ。平原さんです。