想像する、ということ
おはようございます。
歯医者さんに行くと、未だに
「りんご味の歯磨き粉と、レモン味の歯磨き粉、どっちが良い?」と
ちびっこ対応をされてしまう、阿久根です。
個人的には、レモン味のすっぱさがなかなか好きです。
youtubeで動画を探していると、
昔、放映されていたCMや映画の予告編に、
思わず目を奪われることがあります。
リップスティックのコマーシャルなのに、
色味も何も分からない。
それなのに、なんだかわくわくしてしまう。
どんな色のバリエーションがあるのかな?
品番の名前から、どんな色なのか、
その時代に、どんな色が流行っていたのかを想像したり。
自分だったらどんな色を身につけたいかな?と考えてみたり。
白黒の映画。
登場人物が着ているドレスは、
赤色なのか、深い緑色なのか、はたまた黒色なのかも
分からない。
それでも、「こんな性格のキャラクターであれば、多分黒色を着ているんじゃないかな?」なんて想像できる。
2人の人間が見つめ合うシーン。
ふと片方の表情がアップになった時の、
瞳や髪の毛のかがやきの、なんて美しいこと!
「きっと、彼女は彼から見たら
こんな風に輝いて見えているんだな」と
観客に感じさせるような演出。
高画質や4kも良いけれど、
“白黒である”という、
普段当たり前のようにある色の表現を制限することで
ひとは「そこにあるはずの色を想像する」という
楽しみが生まれるような気がしました。
もしかしたら、今は
何もかも明らかになり過ぎているのかもしれない。
ハイクオリティであることが当たり前になり過ぎて、
もっと自分で考えたり、工夫したりする余地が
生まれにくくなっているのかなぁ、、と感じます。
これからも、もっと
「わからないこと」そのものを楽しみたいと思います。
自分の想像力が、今後何かの役に立てれば良いなあ、なんてぼんやり考えています。
次は石河さんです。