釘さん日記

キャリナビの定期総会だった日

グーグルやヤフーで『釘崎清秀』を検索すると、グーグルで168件、ヤフーで172件のサイトがヒットする。喜ばしいことなのか、恐ろしいことなのか、何とも微妙なところなのだが、まあ、いろんなところでの露出が多いということは、パフの商売柄、メリットであることは確かだろう。

そんな数多くのヒットの中で、昔から安定的に上位に表示されているWebサイトがある。

キャリナビというサイトだ。 ※僕の掲載ページはこちら>> 

クリックしていただくとわかるが、2002年6月8日に、当時の月島の事務所で、学生記者たちから長時間のインタビューを受けていたときの模様が掲載されている(あらためて見たけど、ムチャクチャ懐かしい…)。

キャリナビとは 「若者に様々な生き方や職業に触れる機会を提供し、得られた感動や情報を自らが表現することを通じて自分の生き方を真剣に考え、夢と誇りを持って自立した人間として社会参画していくことを支援する事業を行い、もって不特定多数の利益の増進寄与することを目的とする」NPO団体だ(キャリナビの定款より引用)。

僕は、キャリナビとは、2001年からのお付き合いだ。いや、もっといえば、その存在を知ったのは、キャリナビ創立時の1999年だった。

というのも、当時パフでインターンシップをしていた学生(当時、津田塾大の4年生と筑波大学の4年生)が、パフと掛け持ちで、キャリナビ立ち上げの仕事をしていたからなのだ。

そんな縁もあり、2001年から8年間(株式会社パフとしては6年間)、ずっとキャリナビの活動を支援をしている。NPOとして法人化された2003年からは正会員(株式会社の株主みたいなものかな?)として、年1回の定期総会に出席して、重要事項の決議などにも参加している。

そして本日が、今年の定期総会の日だったのだ。

実はこの数年、キャリナビは、諸般の事情から、その活動の幅と量を抑制していた。活動を抑制せざるを得なかった理由のひとつには、安定的に運営していくだけの資金や人的資源が乏しかったということがある。

しかし、せっかく良いものを生み出し、生み出すためのノウハウも蓄積しているキャリナビ。今のまま終わらせてしまうのは、あまりにも惜しい。大袈裟に言えば、国家の損失でもある。

キャリナビが過去蓄積してきた資産やノウハウを、いまいちど整理し、きちんとした収益モデルも作り出し、もういちど世の中に大きな影響を与えるような存在として蘇らせることができたらと思う。

そんなことを本日の総会では話し合った。

株式会社パフとしては、現段階のキャリナビを支援していくのは(株主を納得させられるだけのシナジーが見えないため)難しいのだが、僕個人としてならできることがいくつかありそうだ。

キャリナビの正会員(11名)には、パフの創業時にインターンシップをしていた当時(1999年時)の学生OBが2名いる。僕から鬼のような指導をされていた連中(前出の津田塾OBと、筑波大OB)だ。それから、経済界でも極めて有名な実力女性経営者もいる。マスコミの方もいるし、起業家支援の方もいる。こういう方々と手を組んでいけば、できることがたくさんありそうだ。

ここは、ひと肌脱ぐときかもしれない。いや、ふた肌くらいは脱いでみるか。

この日記の読者の皆さんにも、ご相談することがあるかもしれないので、その時はどうぞよろしくお願いいたします!

<追記>

2002年のキャリナビのインタビュー時に答えた、僕の若者へのメッセージを転載しておきます。なかなかいいこと言ってるよなあ(照)。

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記者: この記事を読んでいる青少年に一言お願いします。

釘崎: 皆さんは、私達の時代とは比べ物にならないくらいにいろんな物質的なものと情報に恵まれてます。でも、恵まれている反面、自分の力で何かを貪欲に見つけていくとか、生み出していくっていう力が削がれてしまっているような気がします。ハングリー精神のようなもの。それは誰が悪いという話ではなくて、現代の環境がそのようにさせているので、ある意味やむを得ないことなのかもしれません。でも、そんな中でも、夢、希望、憧れっていうのは、ものすごく大事なことなので、それはずっと抱き続けて欲しいなって思います。そうはいっても、夢とか希望とか憧れだけではダメなんです。その憧れに少しでも自分が近づくためには、何をしなきゃいけないのかっていうことを常に考えて、生きていってほしいですね。社会の一員であるからには、自分だけがっていう発想ではなくて、社会の中における自分っていう発想で物事を考えてほしい。世の中や他人に価値を与えられる人間になることこそが、自分の存在意義だと思うし、自己実現につながっていくと思います。 (キャリナビ インターネットのお仕事辞典 より転載)

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