釘さん日記

従兄が九州からやってきた日

僕には「いとこ」がたくさんいる。父方のいとこ、母方のいとこ、両方合わせると、相当な人数だ。

そのたくさんいる「いとこ」のなかでも最も親しいいとこが、本日、九州から東京に出張でやってきた。名前をTさんという。

Tさんは、僕の母親の長兄の三男坊。僕より10歳年上だ。僕が3歳になるまでは一緒に暮らしており、泣き虫の赤ん坊だった僕を、おぶってあやしてくれていたという。ほんとうの兄のような人だ。

このように大昔、とてもお世話になった人なのだが、最近でもTさんのおかげで、Tさんが重役を務める会社と取引をさせてもらうことになったりで、ホントにお世話になりっぱなしの人なのだ。

そんなTさんの来京。しかもTさんは本日58回目の誕生日。こりゃおもてなしせずにはおられない。東銀座の夜のフルコースだ。

Tさんは、「九州男児」「肥後もっこす」といった形容がぴったりの人で、酒豪でもある。おもてなしには当然の如く、相当なパワーを必要とした。

とはいえ、Tさんと東京でじっくりお酒を飲むのは初めてのこと。とても楽しいひとときだった。

家族のつながりが希薄になったといわれる昨今。でもやっぱり血縁というのは、いいもんだ。

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