12月11日に開催する『世界で、たったひとりのあなたのためのコンサート』(俗称、釘さん歌手デビューコンサート)まで、いよいよあと1ヵ月となった。
きょぅから、その練習が始まった。場所は、ピアニスト菊池南里の自宅のある千葉県流山市。ギターを背中に背負って、つくばエクスプレスに乗り込んで出かけて行った。
“流山おおたかの森”で下車。菊地南里が車で出迎えてくれた。流山は、自然がたっぷりのいい街だ。
菊地南里の自宅にはいったら、あら、びっくり。20畳くらいあるリビングルームの半分くらいを、ピアノやキーボードが占めていた。すごい。さすがミュージシャンだ。
菊地は、そのコックピットのようなキーボード群の中心に入り込み、候補曲を思いのままにアレンジしながら奏ではじめた。
僕も久々に菊地のピアノにあわせてギターを弾きながら歌ってみた。不思議なことに、日頃はとても出ないような高音が発声できる。歌がうまくなったような錯覚を覚えた。
本日のゴールは、候補曲とキーの高さを決めるところまで。夕方6時には、なかなかいい感じで、すべてまとまった。
とはいえ、残された練習日数は、なんとあと2日しかない。しかも、サックスやバイオリン奏者とあわせる時間もとても限られている。
菊地からは、「毎日、発声練習をするように」という命令が下された。それから、ちゃんと歌詞も覚えなくてはいけない。もちろん、ギターも練習しなきゃ。
文化祭のステージを直前に控えた、高校時代のあの日の思い出がよみがえってきた一日だった。