最近、パフのイベントに来てくれる学生に、「なぜパフに登録したの? どこでパフのことを知ったの?」と聞くと、「お父さんに勧められてきました」とか、「お母さんに勧められてきました」とか、「兄(姉)に勧められてきました」とか、「社会人になっているOBに勧められてきました」という答えが、ものすごく多くなってきたように感じる。
やはり、11年間も同じコンセプトで仕事をやり続けていると、広がるものなんだなぁと実感する。
きょうも「うまれよ塾」に参加してくれた学生のなかに、「就職活動を始めた時、『パフには絶対登録しておきなさい』と父から言われていたんです」という女子学生がいた。
いちばん最初の自己紹介で、(Tさんというちょっと珍しい)名前を聞いた時から、「あれ?ひょっとしたらTさんの娘さんではないだろうか…」と思っていた。
塾が終了したときに、失礼ながら、 「あのー。Tさんのお父さんって、ひょっとしたら○○銀行に勤めていませんでしたか?」と聞いてみた。そして僕の推測は、上の会話の如く、ズバリ当たっていたというわけだ。
いやあ、嬉しかった。
Tさんというのは、いまから11年前、パフが創業したばかりの頃、とてもお世話になっていた某メガバンクの支店長を務めていた方なのだ。
メガバンクの支店長が、創業したての明日にでも潰れそうな会社(パフのことです)に関心を示すこと自体珍しいことなのだが、このTさんは、わざわざオンボロ事務所に来訪してくださったり、銀行との付き合い方を素人経営者の僕に教えてくださったり、パフの取引先になりそうな会社を紹介してくださったり、経営者同士の交流会に招いてくださったり……と、何かにつけて親切にしてくださった。当時の(貸し剥がしが横行していた)一般的な銀行とは、正反対の姿勢にびっくりしたものだ。
ただ、Tさんとお付き合いがあったのは1年間のみで、その後、Tさんは、グループの経済研究所に異動してしまった。
本日、世代を超えて、そのTさんの娘さんが、Tさんの勧めでパフに会員登録し、「うまれよ塾」にも参加してくれたのだ。もうこれは感動ものである。
「お父さんに、くれぐれもよろしく伝えてくださいね。それと、この小冊子と僕の名刺もお父さんに渡してくださいね」と、Tさんにお願いした。
いやあ……。長い間、仕事をしてきて本当に良かったなと、つくづく思う。
実は、パフの社員たちが日替わりで執筆しているブログ(築地2丁目・職学校の日々)でも、ヨシカワが、同様のことを「仕事の誇り」というタイトルで書いており、僕はそれを本日のお昼に読んで感銘を受けたばかりだった。
こういうことって続くものなんだな。ほんと(自画自賛で申し訳ないんですが)我々は、いい仕事をさせてもらっていると思う。
これからも、世代を超えて大事にされ、語り継がれるパフであり続けたい。