きょうの午後は、パフのグループ長たちと僕の4人で、まるまる4時間半のロングミーティング。
何をやっていたかというと、この半年間の全社員の仕事や成果を振り返る、半期に一度の評価会議を行っていたのだ。
もちろん僕らが一方的に評価を決めるわけではない。本人が期初に立てた目標をもとにして、まずは自己評価を行ってもらっている。本日の会議に先立って、グループ長と本人が面談を行い(必要があれば)その評価を修正している。そしてその評価結果を本日の会議に持ち込んで、グループ長同士でその妥当性について討議を重ねるのである。
同じグレードの社員であっても、立てた目標の難易度や仕事ボリウムの違いがあるので、全体のバランスを保つためには、全体のすり合わせが欠かせないのだ。本人の自己評価どおりになる場合もあれば、大幅に違ってくることもある。でも、それは決して恣意的なものではなく、きわめて公平性、透明性、納得性の高いものになっている。
以前の日記で、 「タカタの給料を下げる!」なんて冗談で書いたことがあるが、いくら僕が社長であったとしても、そんなことは勝手にできないような仕組みになっているのだ(よかったな、タカタ)。
昨夜は、この評価会議を終えたあと、パフの新人事制度構築にあたって尽力してくれた盟友、M社のI社長のところに伺い、この制度の運用に関して、さらなるブラッシュアップをはかるべくミーティングを行った。このミーティングのおかげで、今回の評価で(実はちょっとだけ)しっくりきてなかった部分も無事クリアになった。
これでやっと、半期に一度の昇給額を決定することができる。でも、そのまえに社員たちへのフィードバックをきちんとやらねばならない。評価の目的は、昇給額を決めることにあるのではなく、社員の成長を促進させることにあるわけだから。
人が人を評価するのはとても難しいことなのだが、きちんとやればやるほど、「良い会社」に脱皮している実感がある。あとは、きちんと業績をあげるのみだ。