釘さん日記

さだまさしがデパートの屋上で歌った日

さだまさしがデパートの屋上でミニコンサートを行った。

場所は池袋の東武百貨店。

いや、仕事を抜け出して見に行ったわけではない(笑)。ニュースを見て知っただけだ。

僕は(実は)、さだまさしがグレープとしてデビューしたころからの隠れファンなのである。

僕が中学2年生の頃、「精霊流し」でデビューしたときから、あの歌声と音楽と詞とギターとバイオリン、すべてに好感を持っている。もうひとつ、さだまさしを気に入っている点は、「喋り」が秀でているところ。いつも感心する。

そのさだまさしが、デパートでミニコンサートとは、さすがだ。売れない演歌歌手ならまだしも、あれだけの大御所が平日の昼間に、おばちゃま相手にデパートで歌うとは。

デパートの屋上は、僕らが子供のころの憧れの場所。いまの子供にとってのディズニーランド以上の存在だった。

しかし、百貨店はいま、その昔の輝きを失い、生き残りの時代に突入している。僕の知人も銀座の百貨店の責任者をやっているのだが、その凋落ぶりを嘆いていた。

そんななかでの、さだまさしのデパートでのミニコンサート。僕はとても価値があると思う。

願わくば、池袋の東武だけじゃなくって、全国の主要都市のデパートを、すべて制覇してもらいたいものだ。

さだまさしだけじゃなく、デパートを応援したいと(きっと)思っている僕らくらいの世代のミュージシャンは皆、「デパートがんばれキャンペーン」を張ったら面白いんじゃないかな。

MSPのライブも、次回はデパートの屋上でやってみる?

モバイルバージョンを終了