終わりました「破壊と創造の第1回採用会議」。
セミナールームに、いまだかつてないほどの人数の採用担当者の皆さんが集結した。
このセミナーの告知を開始したのが、今月のあたまだった。すると、数日間で当初の定員(30名超)となってしまった。
そこで、急きょ9月7日にも、追加開催を行うことにした。
ところがこちらも、あっというまに定員になってしまった。
これはもったいないということで、ウルトラCの技を繰り出した。
セミナールームの机を取っ払い、他の会議室の椅子もつけたりして、椅子席だけで各日20席ほど増やしたのだった。机のない状態の、いわゆるシアター形式という座席スタイルだ。この形式の座席の設置は、学生向けのセミナーではよくあるのだが、企業向けのセミナーで行うのは初めてだった。ノートをとったりするには不便ではあるのだが、机という障害物がないぶん、講師との距離は近くなる。
それにしても、なぜこれだけの人が集まってきたのか。
やっぱり、 「破壊と創造」というネーミングであろう。
しかもテーマが、
『強い人事担当者への道を探る~2011年度、採用ビックバン元年。人事担当者よ、目を覚ませ!~』
という、尖鋭的なもの。
このテーマで、これだけ申込が殺到したということは、いまの就職や採用のあり方に、強い危機感や問題意識を持った方々がとても多い ということの現れではなかろうか。
セミナーは、前半の1時間が常見陽平氏の講演。軽快なテンポで、バサバサと現状の就職と採用の問題を切り捨てた。
そして後半の1時間が、常見陽平氏と僕とのパネルディスカッション。パフのイトーにコーディネータを任せ、来場の皆さんも巻き込みながらのディスカッションを行った。
あっというまの2時間だった。もっと時間がほしかった。
きっと参加の皆さんも消化不良だったろう。 「だからどうすりゃいいんだ!」と思われた方もいただろう。
しかし、それでいいのだと思う。「だから、こうすればいいんだ!」なんていう具体的な答えがすぐに見つかるほど簡単な問題ではない。
だから、破壊のし甲斐があるし、創造のし甲斐がある。
少なくとも本日のセミナーで、志ある人事・採用担当者のハートに火を点けることはできたはずだ。
新卒者採用を通じて僕たちは、日本を「強くて優しい国」にすることができる。日本のすべての会社の新卒採用に携わる人事担当者や経営者の意識が変わることで、いっぺんに世の中は変わる。
この「破壊と創造の採用会議」で、そんな志ある人事担当者のネットワークを増やしていけたらと思う。
次回は、9月7日(月)。ギュウギュウに詰め込めば、まだ10人くらい入れる。今回都合のつかなかった皆さんには、ぜひご参加いただきたいと思う。