昨日の日記で予告したように、朝まっすぐ病院に行った。病院に入るまえに、(万一自分がインフルエンザだったらまずいと思い)マスクをした。
受付に行くと、事務の人たちは全員マスクを着用していた。そりゃそうだよなあ。病院で働く人たちは常にリスクにさらされているんだもんなあ。
「どうされました?」と聞かれたので、「風邪だと思うんですが、昨夜から喉が痛いんです」と答えた。
一瞬、事務員さんの顔色が変わったようだった。「まずはこれで体温を計ってください」と体温計を渡された。
体温は36度台の平熱だった。事務員さんに渡すと、「あ、平熱ですね」と、ちょっと拍子抜けした安堵の顔色。
待合室では外来のひとたちも全員マスク着用だった。こりゃマスクの品切れが起きるはずだ。
30分ほど待った後、診察室に呼ばれる。
医者は「どうされましたか?」と聞いてくるので、さっきと同様、「風邪だと思うんですが、昨夜から喉が痛いんです」と答えた。
「そうですか。では診てみましょう」と言ったので、僕はてっきり次は、「アーンしてください」と言われると思ったので、マスクをはずそうとした。
すると医者は、「マスクはそのまま!そのまま!」と語気を強めて言うではないか。
なんだよ、医者のくせに。喉が痛いっていうのに喉を診ない気か?
と、ちょっとムッとしたが逆らってみてもしょうがない。「あ、すんません」と答えた。
胸や腹や背中を聴診器であて、再度体温を計り、そのあとやっと「風邪で喉が腫れてるだけでしょうね。アーンしてください」と言った。
「あー、やっぱり腫れてますね」
アーンした口に光を差して器具を突っ込んで、当たり前のことを医者は言った。
「熱も低いですからインフルエンザの疑いはまずないですね。普通の風邪薬と喉の痛みどめを出しておきますから、これを飲んだあとでも熱が上昇してくるようであれば、もう一回来てください」
ということで、まずは一安心。ちょっと藪っぽい医者だったけど信じることにしよう。
ということで、その後、会社に出社。念のためマスクをして過ごしたのだが、接客時は(余計な心配をされるのもいやなので)はずしてしまった。
やっぱり健康第一。単なる風邪の喉痛だとしても、油断せずに早く治さなきゃな。
といいつつも、夜は宴席に出て、痛い喉にビールを流しこんだのであった。いかんなあ。