釘さん日記

“言葉について”に、「なるほど」と思った日

以前、常見陽平さんから教えてもらった「採用を変える組織が変わる」(著者:高岡幸生氏)という書籍をじっくり読んでみた。

著者の高岡さんは北海道で人材ビジネスを立ち上げられた方なのだが、地元への愛と人への熱い思いがひしひしと伝わってくる良書であると思った。

実は僕は明後日、福井県の経営者や人事担当者のみなさん向けに、「人財経営塾」という講座を行うことになっている。

そのため、少しでも知識量を増やそうと思って、地方の人材採用に関する書籍を読みあさっていたのだった。

この本に書かれていることは、僕ら昔ながらの採用業界人から見ればとても原理原則的なこと。でも、自分自身読んでいて気付いたのだが、わかってはいるけど、ついつい疎かにしがちなこともたくさん書いてあった。

そのなかでも、面接の実施方法について書いてある章の「言葉について」のくだりには特に感銘を受けた。

自分自身の備忘のためにも少しだけご紹介しておこう。

※第二章 面接とは▼言葉について(p67,p67)より引用

言葉が持つ力に気づいていない人が多い。世の中には前向きな言葉を発する人と後ろ向きな言葉を発する人とがいる。前向きな言葉で前に進む人は、前向きな結果が出た時さらに前向きになれる。なぜならば思った通りの良い結果が得られることに喜びを感じられるからだ。後ろ向きの言葉を発する人は良い結果が得られても喜びを感じられない。これは良い結果にすら、後ろ向きの感想しか持てないからだ。(中略)人間は自分が持つ言葉からしか発想できない。そして言葉は思想から発せられる。それゆえ言葉の蓄積が思想であり「日々の発言がその人の思想をかたちづくる」といえる。(中略)行動的な人は行動に移れる言葉が常にあり、動けない人は動けない言い訳が常に頭の中にある。面接で使われる言葉には注意したい。出てこない言葉まで類推する必要はない。出てくる言葉がすべてだ。

実に分かりやすい。経験の浅い面接官でも、これを理解していればずいぶんと精度の高い面接ができるのではないだろうか。

面接を受ける立場の方々(あるいはすでに働いている方々)は、上の文章を読んで「ギクッ」としたのではないだろうか。

「ポジティブシンキング」が大切だという話はよく聞くと思うが、そのまえに、自分が発している言葉が前向きであるかどうか、いまいちど振り返ってみてはどうだろうか。

#高岡さん、名言の数々、ありがとうございました(面識がまだないのに馴れ馴れしくて申し訳ありません)。福井での講義でも著書をご紹介させていただきます。

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