釘さん日記

時代はめぐる

最近、自分の周囲での新旧交代が盛んに行なわれている。昨日の夜も、同年代の(前)社長たちとの会食のとき、そんな話になった。

後進に道を譲り、自分はいままでとは違ったフィールドで活躍したい。もういちど社会に貢献するための仕事を悠々自適にやりながら、そして一生を終えたい。こんな話をしていた。

50代という年齢。カラダのいろんなところにガタがきはじめている。元気に動けるうちに新しいフィールドにチャレンジしたいという気持ちを持つ年頃なんだよなあ……。

ちょっと感慨深くなりながら帰宅。

テレビをつけてボッとしていたら、信じられないニュースが流れた。

キャンディーズのスーちゃんが亡くなったのだ。

びっくりした。おもわず、「え!」という声をあげた。あのスーちゃんが死んでしまったとは……。

キャンディーズとは、僕が中学校1年生から高校3年生まで隆盛を極めたアイドルグループ。

テレビやラジオ。GOROやプレイボーイや平凡パンチなどの雑誌に、毎日・毎回登場していた。目(耳)にしない日は一日もなかった。

1977年(僕が高校2年生のとき)。「普通の女の子に戻りたい!」という突然の引退宣言は、全国の男子生徒たちに大きな衝撃を与えた。そして、その宣言通り、キャンディーズは1978年の春、僕ら男子生徒の前から消えていった。僕らは涙を流して見送った。

当時キャンディーズに夢中になった高校生も、いまは50代のオヤジたち。昨夜のスーちゃん急逝のニュースを聞いて、引退のとき以上の衝撃を受けたのではないだろうか。

時代は変わる。時代は巡る。ひとつの時代が終わったような気がするのは大げさだろうか。

永遠のアイドル、スーちゃん。これでやっと「普通の女の子」に戻れたのかもしれないね。

田中好子さん(スーちゃん)のご冥福を、心よりお祈りいたします。

 

 

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