20日(金)の職サークルシンポジウムは、大きなトラブルもなく無事終了した。
果たして成功だったか否かは、これから1ヶ月ちょっとの間で判明する。
我々の主張や思いが届いていれば、職サークルへの参画企業が増え、そうでなければ減る。
ビジネスの社会は、かくも分かりやすい。
それにしても、多くの社外の方々に助けていただいたシンポジウムであったと、つくづく思う。
海老原嗣生さんの講演「なぜ終わらない?新卒採用」は圧巻だったなあ。マスコミや政治家や学者や役人や経済界の重鎮たちが公言していることが、どれほど根拠のない怪しいものであるかということが、海老原さんの話を聞いてよく分かったのではないだろうか。
パネルディスカッションも、パネリストを務めてくれた2社の人事責任者の歯に衣着せぬ発言で、建前だらけの採用に痛烈なパンチをぶちかませたように思う。
そして、なんといっても寸劇。
「寸劇」とは名ばかりで、第一幕から第三幕まで、約40分間の完全な演劇である。
役者は全員で9名。うち8名が、パフ(職サークル)の協賛企業、またはパートナー企業の社員や経営者なのだ。
その役者陣の練習時間は、前日の夜と当日の午前中のみ。
こんな少ない練習時間だったのに、皆さん台詞を覚えるだけでなく、完全に役になりきっていただいた。皆さん、鬼気迫る演技だったのだ。
この寸劇の役者の台詞の中に、僕らが世の中に主張していきたいことが、ちりばめられている。
いちばん最後の、極東電器産業の佐々木社長が、人事の鈴木課長に対して発した台詞もそのひとつだ。
<佐々木社長>
おう、そうだな。若者は社会共通の財産だ。わが社のためだけの採用ではなく、この国の将来を支えてくれる若者たち全員を育てる気概で、採用に取り組んでくれたまえ。
このシンポジウムをきっかけに、企業にとっても学生にとっても社会にとっても、よりよい新卒採用のムーブメントが湧き起こってくれたらと思う。いや、湧き起こすのは、我が職サークルであるのだが。
さあ、本日からパフも新しい局面を迎える。明るい未来をつくるために、がんばろう!