昨日から『職学校in明治学院大学』が始まった。
これから毎週水曜日の3限と5限に、明学で最も大きな教室を使って開催される。
15年前のパフ創業時から明治学院大学(明学)では毎年いろんなセミナー・イベント・講演会を行ってきているのだが、この「職学校」という名称でのイベントは今年で6年め。「職学校」というパフ創業時からの企画を、明学キャリアセンターの職員の皆さんにも気に入ってもらい、学内でのイベントでも「職学校」という名称を使うことになった。
イベントの内容は、(1回あたり)4社の企業から現場で活躍している若手社員の方々を送り込んでいただき、その方々に対して進行役の僕からズバズバと(学生が自分では聞きにくいようなことを)インタビューするというもの。
よくあるパネルディスカッション形式のイベントなのだが、これがなかなか学生にも企業にも毎年好評なのだ。
今年は(大きなくくりで)8業界での開催。1業界あたり4社という枠なので、参加企業がとても限られている。
でも今年は、そんな限られた枠の多くを「職サークル協賛企業」で占めている。パフの面目躍如といったところでとても嬉しい。
そして今年、いつもと違った趣向を凝らしており、これがまた(昨日の学生諸君の生の反応やアンケートを見る限りにおいては)大好評なのだ。
どんな趣向を凝らしているかというと、今年から職サークルのWeb上で新たにサービスを開始した『エン活』の考え方を一部取り入れているところだ。
※『エン活』ってなんだ?と思われる方はこちらをご覧ください。
⇒企業の方向けURL http://company.shokucircle.jp/services/
⇒学生の方向けURL http://shokucircle.jp/enkatsu/index.html
人には人それぞれの価値観や能力がある。
能力は(特に基礎能力は)低いより高い方が企業にとって好ましい。でも、たとえ能力が高くとも、自分自身の価値観(生きる上で大切にしていること)と入社した会社の「組織風土」や「組織文化」といった価値観が合わなければ、せっかくの能力を使わずじまい(使えずじまい)で仕事人生を過ごしてしまう。あるいは早期退職という残念な結果に繋がってしまう。
また会社によって(あるいは同じ会社でも事業領域や職種などによって)活躍する人材の性格や志向性や能力は異なる。入社時の判断材料にしている会社も多いはずだ。
これらのことを企業には出来る限り明らかにしてほしいと思っている。
入ってしまうと不幸になるかもしれない会社や、はなっから入れない会社へのエントリーを減少させ、「実はすごく相性のいい会社との出会い」を増やしたい。就職活動(採用活動)を円滑にし、縁ある活動にしていきたいというのが「エン活」のコンセプトなのだ。
今回の明学の職学校では、参加企業の組織風土や文化を形成している「価値観」に焦点を当てることにした。
「エン活」では、組織の風土・文化を形成する主要な価値観として1. 革新重視 、2. 現実重視 、3. 結果重視、4. 過程重視 、5. 競争重視 、6.関係重視 、7. 裁量重視 、8. 統制重視 、の 8つの尺度をとりあげている。
明学の職学校への参加企業(現場社員)にも、大切にしているものはこの8つのうちどれで、それはなぜか、ということを掘り下げてインタビューするようにした。
うまくいくかどうかちょっと不安もあったのだが、これがズバリはまった。それぞれの会社の現場社員がなぜ、その会社に入社したのか、なぜ苦難を乗り越えてこられたのか、なぜ働く喜びを感じていられるのかが、この価値観に関するインタビューですべて腹落ちしたのだ。
うん。こりゃいいね。
来週以降の「職学校in明学」。さらに楽しくできそうだぞ。がんばろう。
では、朝食前のランニングも、がんばって行ってきます!