釘さん日記

寸劇(7月5日公演)の配役を発表しよう

この週末(7月5日)に開催される職サークルシンポジウム。公にはしていないのだが、既知のサプライズプログラム(?)として寸劇を上演する。

毎年ご来場いただいている皆さんにとっては、もはやサプライズではないかもしれないが、初めてこのシンポジウムに参加される皆さんにとっては、サプライズというよりも、キョトンとしてしまうプログラムだろう。

この寸劇の脚本と演出を担当するのが僕。毎年この時期になると、ウンウン唸っている。

いつも公演日の直前にしか脚本が仕上がらず、キャスト他関係者のみなさんをヒヤヒヤさせているのだが、今年は特にヤバイ。日曜日の夕方の段階で、構想すら湧いていなかったのだ。

悪あがきで、小説を読んでみたり、就活本を読んでみたりするのだが、ダメ。

「こういうときはランニングだ!」と思って、土曜日も日曜日も走ってみたのだが、やはりダメ。

もはや万事休す。ともかくも何か書いてみようと、PCを開いたのが夜10時過ぎ。

その瞬間、ふと神らしきモノが降りてきた気がした。

ストーリーより前に、役者を引き受けてくれた方々(なんと職サークル協賛企業の人事担当者の方々!)の役柄が浮かんできた。

誰が演じるのかということは伏せたうえで一挙公開しちゃおう。

寸劇 「ツバメキャリアの逆襲」

 

【伊藤家】

●長女カオリ

北関東にある国立山里大学大学院修士2年の就活生。自宅のある都心から2時間かけて茨城の大学まで毎日真面目に通っている。勤勉で成績優秀。三度のご飯よりも勉強が大好き。しかし、肝心の就活はうまく行っておらず、7月5日現在まだ内定はない。そのこともあり、大手企業の秘書室長を務める父、ケンイチとの折り合いが悪くなっている。

 

●次女マリ

カオリの3歳下の妹。都心にある丸の内大学の2年生。サークル、バイト、恋愛にエンジョイする女子学生。かなりませており7歳年上の彼氏がいる。実はその彼氏というのは、彼女が中学受験のときに教わっていた家庭教師で、現在は(業界3位の)就職情報会社ツバメキャリア社に勤務する熱血営業マン・高畑タクヤだった。

 

●父ケンイチ

カオリとマリの父。大手企業の秘書室長。娘のことを思うあまり、とやかく娘の就活や恋愛に口を出す。カオリからは嫌われ無視され、マリからはダメ出しされる毎日。

 

●母アユ

短大卒業後すぐにケンイチと見合い結婚。世の中のことをよく知らない昼メロ大好きな専業主婦。新聞の折り込みに入っていた「モリモリ就活支援塾」のチラシにうっかり騙され、カオリに無邪気に勧めてしまう。

 

【ツバメキャリア社】

●高畑タクヤ

業界三位の就職情報会社の5年目営業マン。ツバメキャリア社は、リクナビやマイナビと肩を並べるくらいの掲載社数を誇るツバメナビを運営していたが、ブラックすぎる企画が災いして、この2年間ですっかり水を開けられてしまった。タクヤは同社の抜本的なビジネスモデルの変更や組織改革の必要性を訴える若手リーダー。

 

【モリモリ就活支援塾】

●西島塾長

就活塾を経営するカリスマキャリアコンサルタント。元々はツバメキャリア社の社員で、高畑タクヤの上司だった。

 

●塾生1

自分を盛ること、演技することに長けた模範就活生。すでに数多くの内定を得ているのだが、内定ゲット数史上最多を狙うべく、まだ就活を継続している。

 

●塾生2

西島塾長から(内定率を下げてしまうという理由だけで)塾を辞めるよう迫られている可哀想な就職留年生。

 

【株式会社 青空工務店】

●後藤社長

元々は大手ゼネコンの営業マン。2年前、急逝した父親の跡を継ぐために同社の社長に就任。青空工務店は下町の大工だった父が若いときに裸一貫立ち上げて50年間続いてきた中小工務店。後藤は青空工務店を、個人商店から一皮むけた企業に脱皮させようと新卒採用を決意。

以上9名のキャストからなる寸劇だ。

公演時間は30分。

さて、いったいどんな展開の劇になりますことやら。脚本家自身、まだ掴めておりません(汗)。

では、クドカン(宮藤官九郎)に脚本のヒントをもらうべく、あまちゃんをじっくり観たうえで、行ってきます!

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