昨日から大分に来ている。約一年ぶりだ。
ひょんなことから大分大学のキャリア支援課からお呼びがかかり、学生向けに講演をすることになったのだ。
大分は僕が高校を卒業するまで育った地ではあるのだが、大分大学に足を運んだことは一度もなかった。
いや、実は一度だけある。僕の記憶からも記録からも消し去りたいのだが(笑)。
いまから37年前。1979年の1月中旬。ちょうど今くらいの時期。とても寒い日だった。雪も舞っていた。
当時僕は高校三年生……。
そう、大学受験のために大分大学に足を運んでいたのである。
大分大学を受けたわけではなく、共通一次試験(今でいうところのセンター試験)の会場が大分大学だったのだ。
僕の学年は共通一次試験の制度がスタートした一年目。受験の日は、大分大学の教室で、鉛筆を転がしながらマークシートの解答用紙と向き合っていた。
そんな懐かしい大分大学で、37年の歳月を経て講演を行うというのは感慨深いものだ。
予想をはるかに上回る学生が参加してくれて教室はほぼ満杯。純朴な学生たちが多くて、講師にとってはとても嬉しく楽しい講演会となった。
そして、夜はさらに楽しく嬉しい新年会。
大分大学の課長さんと、地元の有力企業の採用責任者と、才色兼備の大分県職員との一献。河豚料理と日本酒で、至福のときを過ごしたのだった。
大分は、昨年の春に駅がリニューアルして、僕が住んでいたころとはまったく違う美しい景観になっている。
いまこの日記を書いているのは、その新しい駅ビルに入っている「JR九州ホテルブロッサム大分」というホテルで、これまた快適なホテルなのだ。
屋上(21階)にはスゴイ露天風呂があるらしい。
帰りの飛行機までまだちょっと時間があるので、これからゆったり浸かってこようと思う。
わが故郷、おんせん県おおいたバンザイ!
では、屋上の露天風呂に行ってきます!