お節介おばさん

こんにちは。土田さんに「私と同じく気にしぃ」と紹介されました長崎です。「本当は硝子のように繊細な心の持ち主の」とかさぁ、「That’s乙女の」とかさぁ、もう少し紹介の仕方に気を配ってくださいよ、土田さん

さて、「気にしぃ」な私ですが、更に「お節介」でもあります。
我ながら、なぜこんなことまでしてしまうのだろう…と自己嫌悪に陥ることも多々。

たとえば。
帰宅途中の駅にて、どうにもならないくらい酔っぱらってしまったのでしょう。
ぐーすか寝ている人がいます。

皆さんなら、どのような行動をとりますか?
私は、なぜか「私がこの人を助けないと!」という気持ちに駆られ、「もしもーし」「もしもーし」「今なら終電間に合いますよー」と声をかけてしまいます。

酔っ払いだから、何をされるかわからないんですけどね。

たとえば。
ターミナル駅までしか終電がなくて、そこからはタクシーで帰ろうとした時。
どうにもならないくらい酔っぱらってしまったのでしょう。
うつ伏せで寝ている人がいます(最初、人が死んでいるのかと思った)。

皆さんなら、どのような行動をとりますか?
私は、なぜか「私がこの人を助けないと!」という気持ちに駆られ、「もしもーし」「もしもーし」「財布盗まれちゃいますよー」と声をかけてしまいます。

聞けば、俳優の卵で劇団に入っているものの、先輩に怒られすぎてやりきれなくなり、やけ酒してしまったのだとか。タクシー乗り場まで、連れていってあげました。

酔っ払いだから、何をされるかわからないんですけどね。

たとえば。
終電で帰宅途中。電車内で大声で携帯電話通話している人がいました。
しかも、「サラリーマンなんてだせぇよなぁ~」という会話をしている若者です。

車内の大半はサラリーマン。サラリーマンたちがイライラし始めているのが手に取るようにわかります。すると、一人の酔っぱらったサラリーマンが立ち上がり「てめー!ふざけんな!」とその若者に殴りかかるではありませんか!
若者は鼻を殴られ流血(鼻血ブー)!!

皆さんなら、どのような行動をとりますか?
私は、なぜか「車内に平穏を取り戻すのは私だ!」という気持ちに駆られ、「暴力はやめろー」と仲裁に入ってみました。

女が止めにかかったことに驚いた酔っ払いのサラリーマンは身を引き、それと同時に私が利用している最寄駅に着きました。携帯電話の若者も同じ駅だったらしく、「なぁ~姉さん、あれはないよなぁ」と声をかけてきます。

「場所と言葉を考えな」と一言残し、鼻血をとめるためのハンカチを渡して、私はその場を去りました。

酔っ払いと若者。何をされるかわからないんですけどね。

※全て酔っ払いが絡んでいるのは、私もおそらくお酒を飲みすぎたときに
 きっと誰かにお世話になっているという感覚が脳の片隅にあるからだと予測されます。

ある観点からいえば、よい行動をしたのかもしれませんが、このご時世、何が起こるかわかりません。正確にジャッジすれば、私の行動はただの「お節介」です。

何かの本で読んだのですが、過度なお節介を焼く人には、「他人から認められたい」「他人から褒められたい」という深層心理があるそうです。咄嗟にお節介な行動をしてしまう私は、おそらく他人に認められたい欲求が強いのだと思います。
我ながら非常にお恥ずかしい限りです。

就職活動をしていると、「自分のやりたいこと」とか「自分らしさ」を見つめなおそうと言われることがありませんか。みなさんが考えたそれには、他人から認められたいという欲求が入っていませんか。

今までお世話になった全ての人がいてこそ、今の自分がある。
そういう意味では、「他人」という観点を大切にすべきですが、他人に欲求をおしつけてはいけませんね。

他人に欲求をおしつけない形での「自分らしさ」を持ちたいと、改めて思っています。

次は、お節介というよりも、竹を割ったような世話焼きの原さんです。

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