【ハムの考察】なぜ、イマドキの学生さんは、意思決定ができないのか。

おはようございます。ハム石河です。

昨日の阿久根さんのブログ、ほっこりしました。
中高の友達っていいですよね。

僕もこの前久々に中学の同級生3人と飲み行く機会がありました。
朝まで飲んでて、ふと気付いたら「そういえば、同じクラスになったことなかったよね(笑)」ということで、盛り上がりました。
不思議なご縁を感じていたら、そのままゲイバーに連れていかれそうになったので、断りました。

すいません、話がそれましたね。

なぜ、イマドキの学生さんは、意思決定ができないのか

今日はそんなことについて、綴っていきます。

例によって、今日も長い文章になってしまいました。
忙しい人は、下記5項だけ読んで、そっとブログを閉じてくださいね!

 

・イマドキの学生がなかなか意思決定できないことは、
間違っても、承諾してくれない学生が悪いのでは、ない。

・その諸悪の根源は、採用支援会社のせいであり、
企業の人事担当者のせいでもある。

・意思決定ができる学生とそうでない学生の差は、納得感をもって、
就活に臨めていたかどうか、その一点にある気がする。

・納得感をもって就活に臨むには、まずは確たるジブン軸が必要。
だけれどもそれは学生ひとりでに努力してみつけられるものではない。

・社会に出たことがない学生からこそ、そういったモノサシを
就活の窓口である採用担当が授けてあげるべきなのではないか。
社会最適の視点だったらね!

 

というお話です。
では、よろしくお願いいたします。(たぶん3分で読めます。)

イマドキの学生がなかなか意思決定できない・してくれないのは、なぜでしょうか。

・より福利厚生が充実している企業があるから
・より知名度がある会社があるから
・志望度をあげられなかったから
・売り手市場だから、仕方がない
・親の反対があったから
・不人気業界だから、そもそも勝てない

よく採用担当の方々が仰っているのは、概ねこのあたり。
一般的にはどれも正解だとは思います。が、全部不正解だと思います、僕は。

思うに、意思決定ができない要因として挙げられるのは、学生さんが受ける会社を絞っていること。
最新のキャリタスさんのデータでは、以下のような数字が発表されています。
・学生さんのエントリー数は30社前後
・学生さんのセミナー参加は13社前後

 

そんな中で内定をもらって、安心は、、、、できないですよね、普通なら。

『 内定がまず1社取れてひと安心!
でも、もっといい企業、自分に合った企業があるはずだ!
だって、この世の中、何万社って会社があるんだから!(まだ30社しか知らないからこそ)』

そう、こんな具合に。
「数十社しか見てなくて、就活をおえるのが、怖い。」これは、学生さんの気持ちの真理なのではないかと。

ただ、こうした数十社しか見てない状況は、学生さんが作り出しているのではなく、採用支援会社や求人企業こそが、作り出している。そう言った方が正しいのではないかと、最近になって思うようになりました。

 

なぜ受ける会社を絞らざるを得ない状況に、学生さんが追い込まれているのか。

僕らが立ち止まって考える前に、「その数十社に入り込むために!!!!!!!」といった感じで繰り広げられる、企業による早期の囲い込みが原因だと思います。

 

インターンシップのフォローという名目で、チビチビチビチビと会社に呼びつけ、先輩社員や内定者に会わせて懇親会。
2月くらいになったら早期の説明会で選考フローに乗っけさせ、早めの内定出し。そして、内定者フォローという名目で始まる、更なる囲い込み。

採用担当の方は高らかに言います。「業界は絞るんじゃなくて、広げよう!」「世の中にはいろんな会社があるんだよ」って。

 

はたして、そうなんでしょうか。

 

学業やサークル、アルバイトもバリバリやっている大学3年生。
就活が始まってもいないこのプレ期で、各社の囲い込み(インターンシップフォロー)が秋から始まるとそもそも視野を広げる、なんて無理。

そういったことで、むしろ、狭い世界の中で、企業を選ばざるを得ない状況に陥らさせれいるのでは、ないでしょうか。

採用支援会社は、それ見世がしに、インターンのフォローは大切だ!と説き、よーいドンで勝てない中小企業は、それになびく。もちろん大手も動いてくる。

そうなると、どうなるか。
広い世界を知る前に就活を始めてしまった不幸は、就活を終わらせる勇気を奪っていくもんだと思うのです。

 

比較検討できる材料がないから、就活は続けるし
比較検討できるモノサシもないから、決め方がわかんなくて、わかりやすいトコロで決めてしまう。

・より福利厚生が充実している企業で
・より知名度がある会社で
・親の反対がない企業で
・不人気ではない企業で

そう、こんな感じで。

 

比較検討できる材料やモノサシがあったなら、本質じゃないところで決めなくていいのにね。
そんな納得感もちながら就活できたら、どれだけ終わり方がすっきりできるんだろうって。

 

2020採用の各社さんの動きを見ていて、感じているのは、
学生さんの方が、とりあえず選考に乗っかってる、ということ。
だから、途中離脱がすくなくて、その分承諾率が落ちている。

たしかに、自社最適だけ考えるのから、学生さんを早くから囲い込んで入社まで引っ張ればいい。
それが、1社だけなら勝ち逃げできるかもしてない。でも実際は、そんな会社が何万社連なっている。
自社最適もク〇もない。だから、巡りめっぐて首絞める、みたいな。

かわいい子には、旅をさせよというけれど
ぜひ来てほしい子にこそ、自社だけで囲い込むだけのフォローじゃなくて、その子の視野が広がるために
「他の会社もっと見て来いよ!」
それくらいこといえる会社、採用担当が増えればいいなと思うわけです。
僕が思っているだけでは、いかんのですが。。。(苦笑)

 

「いろいろ悩んだけど、御社にします」もいいかもしれないけれど、
「いろいろみたけど、やっぱり御社にします」こっちのほうが、嬉しくありませんか。

 

働くってことの、最初の窓口にある就職活動。
社会を知らないからこそ「丸め込んじゃえ」、ではなくて「もっとほかの会社みてみなよ」って
モノサシを授けられるほうが、新卒採用のあるべき姿じゃないかって。

もちろん1社でそんなことはできやしない。
できやしないけど、想いのある会社100社集まったら、できるかもしれない。

「職サークル」をやっているパフだからこそ、企画できること
こんなところにあるんじゃあないかって、思うのです。

 

企業による学生さんの取り合いじゃなくって、育て合い。
僕らと一緒に、やってはいただけないでしょうか。
1社でも多くのご協賛、お待ちしております。

(2661文字・了)

どことなく、朝から熱く語ってしまいました💦
お次は、鬼丸さんです。

モバイルバージョンを終了