神戸芸術工科大学での「キャリアデザイン」の授業。きょうで僕の受け持ち部分は終了となる。
僕自身は、キャリアデザイン論について学んだことも研究したこともない。学生に対しては、ただただ26年間の職業経験を通して、僕が思っていることを伝えることに専念した。
きょうの授業では、まず最初に、前回の授業のあともらった、たくさんの質問への回答を行った。
「クギサキさんには悩みはあるんですか?」とか、
「会社をつくっていちばん辛かったことはなんですか?」とか、
「クギサキさんは、なぜ、何のために働いているんですか?」とか、
「クギサキさんの年収はいくらですか?」とか(笑)、
いろんな質問にひとつひとつ答えていった。
きょうの授業は、「働くよろこび」と「自分にふさわしい仕事や会社の見つけ方」といったもの。
内容は割愛するが、結構、みな真剣に聞いてくれたんじゃないかな。
そして最後にはお決まりの「う・ま・れ・よ」。なんと、自然と拍手が沸き起こった。感動である。
で、きょうの日記の本題はここから。
授業終了後、学生が感想を書いた紙を提出してくれるのだが、ひとりの女子学生が、次のようなコメントを残してくれていた。
「クギサキさん、とても好きです。私も過去うじうじしていたので、これからは考え方を変えようと思います。すごーくためになる言葉が多かったです。本当にありがとうございました」
いやー、嬉しいなあ。
こんなダイレクトな表現で、「とても好きです」なんて言われたのは、僕の48年の人生の中で、数えるほどしかない(いや、数えるほどもない)。
こりゃ、やっぱりやめられませんなあ(照笑)。