釘さん日記

躾(しつけ)が大事だと思った日

日中は明治学院大学でのイベント「職学校」。本日もダブルヘッダー開催だった。全10回中、本日で7回が終了した。残り3回は、どうにかこうにか気力で乗り切れそうだ。

それにしても本日の職学校は凄かった。何が凄かったかというと人数が凄かったのだ。350人の教室に450名ほどの学生が集まったものだから、席が足りない。資料が足りない。スタッフは大慌てである。大勢が詰めかけてくれて嬉しい誤算ではあったのだが、立ち見の学生諸君には申し訳なかった。

しかしながら、これだけ超満員だと熱気がある。もうムンムンである。ご登場いただいた企業の皆さんのトークも、いつにも増して熱かったように思う。

 

職学校終了後、すぐに神楽坂に向かった。

以前(9月中ごろ)の日記で、熱い人事担当者からもらったメールを転載したのだが、ご記憶にあるだろうか。

9月15日 (火)【サムライ魂をもった人事マンから熱いコメントをもらった日】がそれである。

今夜は、この熱い人事マン(イトケンさんと呼ぶことにしましょう)にお招きに預かり、一献交えさせてもらった。

飯田橋の駅を降り、神楽坂を上りきったところにある粋な店だった。案内された部屋は小さな個室で、密談をするには相応しい雰囲気だった(笑)。

イトケンさんは部下の方を2名連れてきてくださっていた。パフ側もイトケンさんの会社の営業を丸7年間担当しているヨシカワが招かれていた。

いろんな話が飛び出した。採用論。教育論。若者論。天下国家論。アニメ論。遊び論。昔話。

なかでも盛り上がったのが教育論。いまの若者には基本的かつ徹底的な躾(しつけ)が必要だという意見で一致した。

我々の世代は、小さい頃からの遊びや、地域、学校教育のなかで、無意識に周囲との付き合い方を学んできた。道端ですれ違う先輩には大きな声であいさつをしないと殴られたりするような理不尽な経験も積んできた。自分で遊び道具をつくったり加工したりした。(貧乏だった子どもたちは)一等賞になりたい、偉くなりたい、お金持ちになりたい、といった上昇志向も生まれていった。

しかし時代が変わり、子どもの遊び方が変わり、親が子を大事にしすぎるようになり、教師が軟弱になり、社会に出るために必要な、「周囲と上手に付き合う」「競争社会を力強く生きていく」ということが苦手な子どもたちが増えてしまったような気がする。

子どもたちがいけないのではなく、そういう世の中にしてしまった大人たちの責任である。

とはいえ、僕らがすぐに、学校教育や家庭教育を変えることはできない。子どもたちから(子どもたちから社会性を奪ってしまった原因のひとつである)ゲームや携帯を取り上げることもできない。

であれば、我々は、若者が社会に出ようとしているタイミングに立ち会っているわけなのだから、そこで集中的に、「周囲と上手に付き合うため」「競争社会を力強く生きていくため」に必要な躾(しつけ)をするのが良いのではないだろうか、という話になったのである。

とまあ、こんな話を終電間際までしていたわけだ。

強い日本を取り戻すためには、若者の教育が必要であり、基本的な躾(しつけ)が必要なのだという思いを確認した夜だった。

イトケンさん、今夜はどうもありがとうございました!!

モバイルバージョンを終了