ニューヨークの社長との対談の日
2008年5月26日 (月曜日)
夜、アメリカ・ニューヨークに本社を構える人材会社のF社長が来社し、僕と対談を行った。
この夏発行の小冊子(SHOKUNIN魂)では、日本人留学生の特集ページも作るのだが、そこでF社長に、日本人留学生に向けたメッセージを発信していただくことになっている。
約1時間、様々な方面の話題が飛び交った。F社長の人となりも、これでもかというくらいに伝わってきた対談だった。
が、結局、誌面に掲載されるのは、(スペースの関係で)本日の会話の10%にも満たないはずだ。ということは、おそらく伝えたいことを(そのニュアンスも含めて)すべて伝えることは困難である。ましてや、F社長の「人となり」の情報なんて、ほとんど伝わらないであろう。
これは冊子だけでなく、テレビであろうと、ラジオであろうと、インターネットであろうと同じことで、メディアの限界とも言うべきものだ。「編集」という作業を加えてしまうと、さらに情報の質は劣化してしまう。真の情報が見えなくなってしまう。
やはり、100%の情報を伝えるのは(感じ取れるのは)、ライブしかないんだよなあ。
ライブ偉大なり。
・・・と、脱線したが、わざわざF社長にはご来社いただいたので(しかもあさってにはニューヨークに帰ってしまうというので)、取材後、築地の寿司屋さんにお連れした。
ニューヨークではまず食べることのできない新鮮なネタの寿司と超辛口の日本酒を堪能していただいた。これも、「編集」を加えない、日本の築地という「ライブ会場」ならではのことである。