連続試合安打が止まった日
2009年6月6日 (土曜日)
イチローの連続試合安打が、きょうついに止まった。記録は、「27」だった。
僕は、さほどの野球ファンでもイチローファンでもないのだが、この記録が止まったのは、やはり少し残念だった。
マスコミも飽きるくらい、地味にずーっと続けてくれたらなと思っていたのだが、こればっかりはしょうがない。(実はこの日記は翌日に書いているのだが、翌日のイチローは3安打を打っている。さすが!!)
ところで、イチローの安打が常人とは違うところ。それは、とんでもない悪球を、こともなげに打ち返すところ。ピッチャーが外すつもりで投げた球が、スコーンと打たれてしまうわけだから、ピッチャーとしてはショックが大きいことだろう。
しかし、イチローにとっては、 「打てる球はすべてストライク。球審がボールと判断するかどうかなんか問題じゃないんだ」という。
ビジネスの世界でも、成功した人には、「よく、そんな誰も手を出さないことにチャレンジしましたね!」という称賛の言葉を送る凡人がいる。
一方で、(同じことをやったとしても)失敗した人には、「なぜ、そんな誰も手を出さないことをやったんですか?」という軽蔑の言葉を送る凡人がいる。
凡人にとっての常識は、「ストライクゾーンは打つべき球」。「ボール球に手を出す奴はバカ」。でも、イチローくらいボール球を打ち続けると、「スゴイ」に変わる。
所詮、凡人の評価なんてそんなものだ。
できるビジネスマン(いつしか成功を収めるひと)は、「打てる球はすべてストライク。球審がボールと判断するかどうかなんか問題じゃないんだ」っていう軸を持っているものだ。
なーんてことを、イチローの連続安打が止まった日に思った。