パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

パフの唄ですべった日

2011年2月3日 (木曜日)

一昨日、昨日と2日連続で、人事(採用&教育)担当者様向けの講演会が、HRプロさんの主催で開催された。パフはこの講演会に友情協賛。二日目(昨日)は講演の機会もいただいた。

一昨日の講演では、慶應義塾大学の高橋俊介先生と、UPU(後にウィルソンラーニングと合併)の元社長であり現ワークス・ジャパン会長の吉澤潔さん。昨日の講演では、リクルートワークス研究所の大久保幸夫さんなど、この業界の中での有名人たちが登壇された。

僕も、高橋さんや吉澤さんや大久保さんと、(控室や懇親会の場で)それぞれ1対1でお話をさせていただいた。吉澤さんとは以前から面識があるので「どうもー、ご無沙汰しております!」という会話から始まったのだが、高橋さんと大久保さんとは、(直接面と向かってお話しするのは)初めてのこと。しかしながら、僕の兄のことをお二人はよく知っていたので、「こいついったい何者だ?」という警戒感を持たれることもなく(笑)、率直なお話をいろいろとさせていただいた。

皆さんの講演でのお話も、もちろん有意義なものであったのは間違いないが、もっとも有意義で共感し勉強になったのは、控室や懇親会での「裏の話」。

そうなのだ。学生諸君も、オフィシャルな会社説明会だけでは、本当のことは分からない。大切な情報というのは、裏側に隠れている。その情報は自分で工夫して苦労して考えながら取りに行かないと、手に入れることはできないんだよね。ましてや、「検索」なんかじゃ絶対手に入らないのだ。

そうそう、皆さんと話をしていて嬉しかったのは、パフがずっと昔から主張していたことと同じ考えを持っていたこと。

たとえば、

・エントリーシートなんかやめちまえ。

・「10年後なにがやりたいですか?」とか「志望動機はなんですか?当社は第一希望ですか?」なんて聞くな。

・早期化是正(規制)では問題は解決しない。状況をさらに悪化させるだけ。そもそも規制はダメ。

・ターゲティング(採用する大学や学生の学力レベルを特定すること)や、学生との早期接触や採用を、ギャーギャー責めるのはおかしい。

・就職と採用の問題をよく分かっていない(でも世間に影響力のある)人たちが、いい加減なことを世論にしてしまっているのは、とてもマズイ。

などなど(上の表現は僕のものです)。

ところで、僕の講演であるが、

採用担当者への提言「いまこそ“顔の見える採用”を」~新卒者採用が、若者の将来への希望を奪うものであってはならない~

というテーマで話をさせてもらった。

我々採用の現場にいるものが、若者と正面から向きあって「育てる」視点を持とうよ、という内容だ。ま、要するに、「職サークル」の宣伝講演だったわけだけど…。

そして、講演開始寸前まで迷っていたのだが、「やらずに後悔するより、やって後悔しよう」という精神でやってしまった……。「パフ」を歌ってしまったのだ。100名以上の人事担当者のまえで。大半は知らないひとたちだったのだけれど。

結果。

いやー、すべった(苦笑)。

講演も時間配分を誤ってしまったし。でも反省はしても、後悔はしていない。さらに精進して次の機会に臨もう。

反省といえば、昨日の講演会でドタキャンしている約20%~30%の人事担当者には、強く反省してもらわなければならないな。そんな大人たちの存在が、若者たちの成長を阻んでいるということを、我々は自戒しなければならない。

さて、本日は2月度のキックオフミーティング。パフも自戒しなければならないことがテンコ盛りである。

では、そろそろ行って来ます!