パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

昨夜は、「3年B組金八先生」のファイナルスペシャルドラマを、夜7時から11時過ぎまで、延々4時間も観てしまった。

金八先生の放映が始まったのが1979年。僕はそのとき大分の高校を卒業して、東京で独り浪人生活を送っていた。四畳半一間のオンボロアパートの、冷蔵庫の上に置かれた14インチの小さなテレビで、毎週金曜夜8時から始まる金八先生を観ていた。

当時僕は19歳(番組が始まったときはまだ18歳)。ウラ番組が「太陽にほえろ」だったにもかかわらず(そして僕は太陽にほえろが好きだったにもかかわらず)、なぜか金八先生のほうを観ていた。当時の3年B組の生徒たちと年齢が近かったからだろうか。いや、やっぱり武田鉄矢が演じる金八先生に共感していたからだろうな。

あれから32年も経ってしまったのか。当時20代だった金八先生が定年を迎えてしまったのか。うーん、そうか。感慨深いなあ。

昨夜のファイナルドラマには懐かしい面々が登場していた。現役の俳優、女優が登場するのは、まあそんなに驚かないのだけれど、すでに引退して一般人になっている方々が登場していたのは、なんだか嬉しかったな。もう皆、40代後半の年齢なんだよな。あ、それから国会議員になっている三原順子が出ていたのにはビックリした。もう議員になっちゃったから出られないんだろうなあ…と思っていたら、最後の(金八先生の)卒業式のシーンにしっかりと写っていた。台詞は何もないのだが、顔をふるわせて泣いていたのが印象的だった。どうせなら田原俊彦にも出てほしかった。野村義男にも。近藤真彦は、いかにも特別出演といった雰囲気で出ていたけれど。どうせなら「たのきんトリオ」が復活すると面白かったのに(笑)。

いやー、それにしても32年間も(断続的であるにせよ)続くドラマというのはスゴイ。武田鉄矢という役者(本職は歌手だけど)もスゴイ。あの圧倒的な演技力(もはや演技ではないのかもしれない)もスゴイ。もう、こんなドラマは誕生しないだろうな。考えてみたら僕は、僕の娘よりも若いときに金八先生を観ていたことになるんだな。それが32年後、娘といっしょに最終話を並んで観ることになろうとは……。うーん、やっぱりスゴイことだ。

金八先生、ともかくも32年間、お疲れさまでした!!

時代は変わっても、子供たちには金八先生のような教師(おとな)が必要なのだと思う。