パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

金曜日はHRプロさん主催のセミナーでの講演。

効率の良い採用が企業をダメにする」という、なんとも挑戦的なタイトルで、集客が危ぶまれたものの約30人の参加者。部屋の7割程度は埋まっており、なんとかカタチにはなった。

でも予約はほぼ満席の60名。出席率はなんと50%。採用担当者の皆さん、ドタキャンは主催者に迷惑なので、やめましょうね(苦笑)。

 

土曜日は、某大学にて保護者向けの講演会。

こちらは大教室で400名程度の参加。参加者は僕とほぼ同年代の親御さんたち。子供の就職は、やはりイチバンの心配ごとなのだ。

講演の内容は、現在の就職と採用の構造と、採用する企業側の本音を、客観的なデータやアンケート結果をもとに解説した。

大手企業の多くがターゲット採用を加速させているという事実は、大学や親御さんにとってはショッキングなことだったと思うが、現実から目を背けるわけにはいかない。現実を冷静にとらえることで、有効な対策を考えることが出来る。

終盤は、就職活動生の親として子供に送ってあげたいメッセージや、してあげたいことや、取るべきスタンスなどを述べさせてもらった。多少なりとも参考にしていただけると嬉しい。

 

何度かこの日記でも書いているが、僕は人前でしゃべるのが好きではなく得意でもない。なので、講演というのは、何度やっても好きになれないのだ。

でも、頼まれたら(予定が埋まっていない限りは)断らないし、出来る限りお役にたてるようにと努めている。

 

そんなわけで、二日も苦手な講演が続くと(苦手なパワポ作りのせいもあり)、どっと疲れる。疲れたら息抜きが必要。

 

ということで、土曜の夜は、観たかった映画に行った。夕食を済ませたのちのレイトショー。家族3人で行ったんだけど、僕だけ観た映画が違う。仲が悪いわけではない(苦笑)。ちょいと趣味が違うのだな。

僕が観た映画は、「マイ・バック・ページ」。1970年前後の学生運動を舞台にした映画だ。

(似非)左翼思想家を松山ケンイチ、新聞社系雑誌の(東大を出たての)若手記者を妻夫木聡が好演していた。僕らや僕らより少し上の世代(団塊の世代くらいまで)にとっては味わい深い映画なのである。とても丁寧な映画の作り方。脚本もいい。なんでも監督はまだ30代中盤だという。すごいなあ。よくあの時代の空気を作れたな。ということは、いまの若い世代も、あの時代の若者の生き方に通じるものを持っているということなのかな。

日曜日も(ほぼ仕事はせずに)ゆったり過ごした。ギターやハーモニカも、5月14日以来、3週間ぶりに手にした。満足、満足。

 

さて。本日(月曜日)から、また油断できない日が続く。週末にかけてはハードネゴシエーションも控えているし。

ともかくも週末ゆっくり過ごせたのは良いことだ。また一週間、がんばりましょう!