暑苦しい商社マンが訪ねてきた日
2011年7月7日 (木曜日)
朝5時前に目覚めたら雨だった。早朝ランニングに出るか否か一瞬、逡巡した。「きょうは室内で腹筋、腕立てだけにするかな」と、椅子にすわりこんだ。
しかし!
「だめだ。ここで中断したら、きっと明日以降も続かなくなる」
と思った僕は、やおら立ち上がり、(雨除けの)帽子をかぶって家の玄関を飛び出した。
結果オーライ。さほど雨に濡れるでもなく、好タイムを記録したのだ。
本日:走行距離2.44Km、平均ペース7.10分/km
一日前:走行距離2.50Km、平均ペース7.35分/km
二日前:走行距離2.43Km、平均ペース7.55分/km
三日前:走行距離2.59Km、平均ペース9.32分/km
うん。これはなかなかいいペースだ。この調子で行くと、明日は6分台を記録できるかな。いやいや、あまり慌てずに、じっくり着実に行こう。
ところで昨日の夜、ひとりの来訪者があった。
5年前、パフに関わってくれていた(セミナーやイベントの手伝いをしてくれていた、当時の)学生である「ノブ」である。
ノブは岐阜県出身の暑苦しい男。顔つきも、カラダつきも暑苦しいのだが、考え方や発言も、思いっきり暑苦しい。つまり僕好みの男なのである。
彼は卒業後、某総合商社に就職したあと、名古屋に配属となった。その後、インドネシアと日本を行ったり来たりで会うことが少なくなった。前回会ったのは、もう3年前だったかな。
それでも、たまに暑苦しいメールを送ってくれたり、ブログへの暑苦しい書き込みなどをしてくれるものだから、その存在は忘れたくても忘れられずにいた。
先日、僕の高校時代の旧友に会った時、旧友の息子(大学四年生)が、ノブが働いている総合商社から内定を取得したことを聞いた。しかし息子さんは、その内定を受諾するか否か迷っているという。
そこで紹介したのが、ノブである。「その総合商社には、学生時代から知ってる奴がいるから、紹介しようか? 暑苦しい奴だけど」と。
少し前に東京に戻ってきていたノブは、僕の依頼を快諾してくれ、その息子さんと速攻で面談し、迷いを吹き飛ばしてくれ、結果、息子さんはその場ですぐに内定を受諾したのだという。
どんなことを息子さんに話したのかは分からないが、あの暑苦しさに共感したのであれば、内定を受諾したことは間違いではなかったのであろう。
前置きが長くなった。
その暑苦しい男であるノブと3年ぶりに昨夜は語り合った。
29歳になったノブの語りには、ビジネス社会で揉まれながら必死に成果を出している者ならではの重厚さがあった。単に暑苦しいだけではなかったことが、嬉しかった。
こういう若者が、ビジネスの最前線で日々歯を食いしばって頑張っているのだと思うと、本当に嬉しくなる。
彼のイチバンいいところ(僕がイチバン好きなところ)は、決して言い訳をしない、前向き直向きなところなのだ。言葉も文化も違う国の人たちを相手に数十億円のビジネスを仕掛ける裏には、想像を絶するような苦労があるのだと思うが、いつも前向き。なんとかなる、なんとかすると思っている。これからも引き続き成果を出し続けてほしい。そしてたまには大失敗もしてほしい。ノブは、将来大きくなってニッポンを引っ張ってくれる奴だと、僕が最大級に見込んでいる若者なのだ。
ノブ、昨夜は楽しかったぞ。さらに暑苦しく、でっかい男になってくれよ!!
さて、本日の夜も、別の意味で暑苦しい(いや、むさ苦しい)男に会うことになっている。こちらは、ほどほどに。
では、本日も行って来ます!