リストラを開始した日
2009年10月30日 (金曜日)
なんとも穏やかではない日記のタイトルである。
いよいよ我がパフでもリストラが始まった。
気になるリストラの対象は……。
社長……なのである。
い、いや、僕がクビになるのではない。
「社長席」をリストラすることにしたのだ。つまり、僕の席がなくなるわけだ。
パフの事務所は現在、ビルの2フロアを使用しているのだが、経費削減のため、1フロアに集約することにした。
いままで2フロアに分散していた会議室や倉庫などを1つのフロアに集約する。
だから、要るものと要らないものとを峻別して、捨てても構わないものは廃棄処分にして、面積を確保しなければならない。
社員数が減るわけではない(むしろ今後増えていく)ので、社員の机の数を減らすわけにはいかない。
そこでリストラの標的となったのが社長席。つまり僕がいま座っている席なのだ。
僕はいま、会社の中ではイチバン広い面積を使わせてもらっている。書棚やキャビネやギター(?)を置いている面積まで含めると、社員3~4人分くらいの面積を使っている。
「それだけの面積が必要か?」と言われれば、ぜんぜん必要ない。確かに創業以来12年間のいろんな資料が溜めこまれているので、キャビネや机の引き出しはパンパンなのだが、ほとんどが捨てても問題のない資料なのである。これはもう、恰好のリストラ対象なわけだ。
でも社長席をなくすのはいいけど、そのあと僕はどこに座るのか……。
実は決まっていない。今後も決めない。住所不定の流浪の徒になる。
その日の気分で社員席の空いているところに(たぶんその時々の“要注意社員”のそばに)座ることにする。カッコよくいえば、フリーアドレスなのである。社長がフリーアドレスの会社っていうのも珍しいのではないかな。
で、きょうから社長席を撤去すべく、膨大に溜めこまれた資料の処分作業に入ったのである。
いやあ、これがたいへん。懐かしい資料(たとえば大昔の社員の評定表とか新聞記事とか新年の挨拶文とか)がたくさん出てくるものだから、作業している時間よりも「思い出迷子」になっている時間のほうが長い。
社長席の撤去日は来週の金曜日。それまでになんとか12年間の思い出を断ち切るように頑張ろう!