破壊と創造の第1回採用会議(第一幕)が終わった日
2009年8月28日 (金曜日)
終わりました「破壊と創造の第1回採用会議」。
セミナールームに、いまだかつてないほどの人数の採用担当者の皆さんが集結した。
このセミナーの告知を開始したのが、今月のあたまだった。すると、数日間で当初の定員(30名超)となってしまった。
そこで、急きょ9月7日にも、追加開催を行うことにした。
ところがこちらも、あっというまに定員になってしまった。
これはもったいないということで、ウルトラCの技を繰り出した。
セミナールームの机を取っ払い、他の会議室の椅子もつけたりして、椅子席だけで各日20席ほど増やしたのだった。机のない状態の、いわゆるシアター形式という座席スタイルだ。この形式の座席の設置は、学生向けのセミナーではよくあるのだが、企業向けのセミナーで行うのは初めてだった。ノートをとったりするには不便ではあるのだが、机という障害物がないぶん、講師との距離は近くなる。
それにしても、なぜこれだけの人が集まってきたのか。
やっぱり、 「破壊と創造」というネーミングであろう。
しかもテーマが、
『強い人事担当者への道を探る~2011年度、採用ビックバン元年。人事担当者よ、目を覚ませ!~』
という、尖鋭的なもの。
このテーマで、これだけ申込が殺到したということは、いまの就職や採用のあり方に、強い危機感や問題意識を持った方々がとても多い ということの現れではなかろうか。
セミナーは、前半の1時間が常見陽平氏の講演。軽快なテンポで、バサバサと現状の就職と採用の問題を切り捨てた。
そして後半の1時間が、常見陽平氏と僕とのパネルディスカッション。パフのイトーにコーディネータを任せ、来場の皆さんも巻き込みながらのディスカッションを行った。
あっというまの2時間だった。もっと時間がほしかった。
きっと参加の皆さんも消化不良だったろう。 「だからどうすりゃいいんだ!」と思われた方もいただろう。
しかし、それでいいのだと思う。「だから、こうすればいいんだ!」なんていう具体的な答えがすぐに見つかるほど簡単な問題ではない。
だから、破壊のし甲斐があるし、創造のし甲斐がある。
少なくとも本日のセミナーで、志ある人事・採用担当者のハートに火を点けることはできたはずだ。
新卒者採用を通じて僕たちは、日本を「強くて優しい国」にすることができる。日本のすべての会社の新卒採用に携わる人事担当者や経営者の意識が変わることで、いっぺんに世の中は変わる。
この「破壊と創造の採用会議」で、そんな志ある人事担当者のネットワークを増やしていけたらと思う。
次回は、9月7日(月)。ギュウギュウに詰め込めば、まだ10人くらい入れる。今回都合のつかなかった皆さんには、ぜひご参加いただきたいと思う。
これまでに頂いたコメント
6件コメントがあります
- のぶ@ジャカルタさん
- くぎさんさん
のぶ、いまジャカルタ?
これからも「破壊と創造」のセミナーは続くので、一回おいで。のぶの体型なら破壊担当として歓迎しますよ[E:bleah]。 - ピンクのポロシャツさん
破壊と創造の第1回採用会議に参加させていただいた者です。
(会場内で一番ラフな格好をしていました)
とても楽しい、有意義な時間を有難うございました。会社を抜け出した甲斐がありました(笑)。でも、楽しいという感情だけでは失礼かもしれませんね。やはり、危機感を持つ、疑問を持つ、ということにピッタリな時間であったと表現するほうがいいですね。
学生に対してモノを言うことは簡単ですが、自分自身の立場を再認識し、日々精進せねばならん!と決意を新たにした次第です。
それと、質問をしそびれてしまったのですが、私は学生達が就活中にキーワードにする「軸」という言葉にとても違和感を感じています。「自分軸」とか、「軸」がぶれる、ぶれないとか、なんだか固執し過ぎている気がしてなりません!そんなに「軸」が大切なのかい?ぶれて当たり前だし、自ら視野を狭くしてしまっているのでは・・・
と心配してしまうのです。釘崎さんと常見さんの意見をぜひ聞いてみたかったですね。 - くぎさんさん
ピンクのポロシャツさん、コメントありがとうございます。
「軸」。そうですね。
僕くらいの年齢(しかも経営者という立場)になったら、さすがにぶれてしまうとまずいのかもしれませんが、20歳ちょっとの若者は、社会への入り口で、さまざまな価値観と視野を広げながら触れるとき。へんに老成してほしくはないですね。むしろ自分の軸のあいまいさや無知に気づくことのほうが大事なのだと思います。 - みとぅをさん
わたしも参加させていただきました
常見さんの
「誇りと責任」「採用担当は全人格が問われる」というお言葉、
常に「他と違う独自性」を模索する姿勢には
鳥肌が立ち、また勇気をいただいた想いがいたしました
また、自分と同じように
現状に納得できないながらも
なんとか状況を変えていきたいという想いをもった
人事・採用担当の方が多いこともわかり
本当に嬉しく思いました
聞けば常見さんはわたしとほぼ同世代
立ち位置は違えど、わたしも負けないように
頑張ろうと思います
ありがとうございました - くぎさんさん
みとぅをさん
お返事が遅くなり失礼しました。嬉しいコメントありがとうございます!
常見さんにもこのコメントお伝えしておきます。
来週月曜日の第二幕では、さらに常見さんに、はじけていただこうと思っています[E:coldsweats01]。
釘さん
僕もそのタイトルに惹きつけられた1人です(笑)
歴史あるインドネシア市場を受け継いで思ったのですが、
先人のやり方、成功哲学に囚われていては
本当にダメだな、と感じています。
取り巻く環境は刻々と変化を続けていて、
客先からの要求も随分と様変わりしているこの状況。
この日記を読んで、
形骸化した慣習を破壊し、
新たな道を創造せねばと襟元を正しました。
参加してませんけど、
この文章だけで心に火がつきました。
ありがとうございます。