社長たちとの出会いの日
2009年11月12日 (木曜日)
このところ同業種、異業種かかわらず、いろんな会社の社長たちと協業の話をする機会がものすごく多い。
昨日と今日だけでも4社の社長と面談した。そのうち3社の社長は(一対一では)初対談。1社の社長も(そもそも超遠方の会社なので)じっくり話をするのは久しぶりだった。
いま新卒採用ビジネスに関わる会社は、企業の採用抑制の煽りをもろに受けて、各社とも深刻な状況。いままでと同じようなやり方(同じ商材やビジネスモデルでの商売)をしていても、景色は変わらない。そこで社長たちが考えるのは「協業」である。自社の強みと他社の強みを組み合わせることによって、新しい価値を創造することができる。僕もそうだが、日夜、協業できる相手を探している。
僕は自分のことを運のいい奴だと思っているのだが、先週から今週にかけて、さらにその思いを強くしている。まさに「縁」としか思えないような出会いが続いているからだ。
具体的に書けないのが残念だが、やっぱり時代は、「競争」から「共生」であることは間違いない。良縁との出会いに感謝である。
社長たちとの面談ののち、青山一丁目のセミナー会場に出かけた。本日は今シーズン第一回目の、パフ中型イベント『パフトーク』の開催日だったのである。
企業5社と学生120名のイベント。前半は企業のパネルディスカッション。後半は企業の方々と学生との交流会である。
僕は交流会の途中まで見学していたのだが、なかなか良い雰囲気だった。
いよいよ我がパフでも11年度に向けたシーズンが始まった。一方で、まだ10年度の就職活動を頑張っている学生もいる。
両者とも頑張ってほしいな。応援してるからね!
就職界の三兄弟が8年ぶりに集合した日
2009年11月11日 (水曜日)
まずは、このオヤジ三人の写真をご覧いただこう。
左から、本田勝裕(通称ポンタ)氏、辻太一朗氏、僕(釘さん)である。
三人は一歳ずつ年がちがう。
辻さん50歳、僕49歳、ポンタさん48歳。
言うなれば、長男(辻さん)、次男(僕)、三男(ポンタさん)の三兄弟なのである。
この三人は(まあ、僕はともかくとして)、就職業界では古くから活躍する有名人。就職活動を行う多くの学生に大きな影響力を有している。
辻さんも、ポンタさんも、独立した直後に知り合っているので、もうかれこれ10年以上の付き合いになる。
西暦2000年に、僕はこの二人を引き合わせた。パフのイベントの司会をお願いするためだ。この二人(僕を入れると三人)が一緒になると、とてつもない化学変化を起こして、面白いイベントになるだろうと考えたからだ。
その狙いはピッタリあたり、史上類を見ないイベントが出来上がった。
辻太一朗、ポンタ、僕の三人が一緒に司会を行うイベントなんて、いま考えてみると、すごいイベントだ。リクルートだって、そんなイベントは行えないだろう。しかもこの三人は、イベントの中で、コントもどきの寸劇までやっていたのだ。いま考えると、よくやってくれた(無理やりやらせた?)ものだ。
三人が一緒にイベントの司会をやったのは2002年が最後だったと記憶している。三人三様に、それぞれの事業がそれぞれのポリシーのもと走り始め、一緒にバカなことをやるのが難しくなってきたからだ。
で、この三人が今夜、とっても久々に集まった。
個別にはそれぞれ会っていたのだが、三人がそろって顔を合わせたのは、なんと8年ぶり。いやー、懐かしかったなあ。
僕は、この二人のことを、『釘さんの素晴らしき100の出会い』というコラムのなかで、かなり詳しく紹介している。
●本田勝裕 ⇒ <第91話> 「PONTA・ポンタの、本田勝裕さん(前編)」
●辻太一朗 ⇒ <第122話> 「アイジャスト の辻太一朗さん」
二人がどれだけすごい人物かということは、このコラムを読むことできっと分かるんじゃないかな。
書いたのが、もう2~3年前なので、二人の(もっとスゴイことになっている)現職については触れていないのだが、「釘さん日記」の読者の皆さんにもぜひ読んでいただきたいと思います。
辻さん、ポンタさん、今夜はありがとうございました。 互いの商売の垣根を越えて、また久々に一緒に面白いことをやりましょう。
同業C社の社長と再会した日
2009年11月10日 (火曜日)
広い意味で同業の、C社という会社がある。同業ではあるのだが、パフとは競合関係にならない特定分野に特化した会社だ。
C社は創業約10年の会社で、僕も注目していた会社だ。僕の古くからの知人(Zさん)が、この会社の創業当初のメンバーでもあったのでなおさらだった。
このC社の採用担当者が、先週開催したパフの採用担当者向けのセミナーに参加していた。
「へー、そういえばZさん元気かなー」と思って、数年ぶりにC社のホームページを覗いてみた。
すると、あら、びっくり。
社長あいさつのページに出てきた顔と名前が、僕の知人のZさんだったのだ。いつのまにかZさんが社長になっていたのだ。
しかもZさんには数年前、新橋でお酒をご馳走になって以来、「じゃあ、今度は僕がお返ししますねー」と言っておきながら、僕はお返しができていなかった。
ということで、きょうは久々に、Zさんに会いに行った。
数年前とは比べ物にならないくらいにビルも大きくなり、社員数も増えていた。新卒者の採用も20名近くを計画している。ビジネスのほうも、C社が特化している分野では、おそらく業界トップだ。すごいすごい。
Zさんとの話も、えらく盛り上がった。
「そもそも僕とZさんって、なにがきっかけでお会いしたんでしたっけ?」とか「最後に飲みに行ったのはいつでしたっけ?」とか、この年ならではの“思い出せない過去”を探り当てる会話が楽しい。
ビジネスでも、今後いい関係が築けそうだ。とても楽しみである。
#Zさん、今度こそは数年前のお返し、させていただきますね。よろしくお願いします!
盟友と議論した日
2009年11月9日 (月曜日)
ただいま深夜3時07分。
盟友I社長はまだ自宅に着いていないんだろうなぁ……。
きょうは夜の10時半くらいからつい先ほどまで、盟友I社長と大真面目な議論をしていた。実に久しぶり。普通なら喧嘩になるんだろうけど終盤は心地よさと愛を感じた(って怪しすぎますかね)。
同じ経営者といえども、大事にしたいと思っていることと、その背景にあるものはまったく違う。理解できる・できないはともかくとして、刺激し合うことの意味は大きい。
ともかくも今夜の議論を反芻しながら、そろそろ床につくことにしよう。
11月らしくあってほしいと思った日
2009年11月8日 (日曜日)
11月に入って一週間。11月といえば秋も終わりで、そろそろ冬仕度を始める季節である。
が、今年は、先日の3日の文化の日を除いては、そんな感じがしない。ちょっと暖かすぎる気がする。
きょうもお昼前から外に出かけていたのであるが、薄手のシャツと上着だけで十分なのだ。
別に寒いのが好きなわけではないのだが、やっぱり季節には季節通りの気候であってほしい。
僕らが子どもの頃は(特に山中の田舎だったせいもあり)、11月になると霜が降りていた。山(由布岳)には薄っすら雪が積もることもあった。登下校時には息が白くなっていた。学校からの帰り道、近所の庭になっていた柿をよくとって食べていた。コマ回しは、この季節からの遊びだった。枯葉をかき集めて焚火をよくやっていた。家では炬燵や火鉢やストーブが用意されていた。
そんなことを書いていたら、小学校の低学年の時、「僕は11月が好きだ」という作文で、何かの賞を取ったことを思い出した。
そう。僕は11月が好きだったのだ。
11月らしい季節の訪れを、そろそろ感じたいものだ。
夏は夏らしく、冬は冬らしく。日本はいつまでも、そんな国であってほしいものだ。
おやじバンド万歳の日
2009年11月7日 (土曜日)
午後から会社に行った。
きょうは事務所のレイアウト変更工事の日。まあ、工事と言っても、僕の机や椅子や書棚やキャビネが撤去され、あらたな会議室スペースが確保されるだけの、とても地味な工事なのだが。
工事は業者さんが朝から行うということだったので、邪魔にならぬよう、昼過ぎに事務所に入ってみた。
すると、もうすでに工事は終わっており、業者さんたちも引き揚げたあとだった。
僕が昨日までいたスペースには、すでに僕の机はなく、段ボールの山だけが残っていた。なんとなく寂しい感じ。でもまあ、ここからまた新しい時代が始まるのだと思うと楽しくもある。
サーバールームに僕が使っていたデスクトップパソコンが引っ越しとなっていたので、多数のサーバーから発せられる熱と、サーバーに送り込まれている扇風機の風をカラダに受けながら、メールのチェックなどを行っていた。
何気なくヤフーの映画情報を眺めていたら、今日から封切りとなった、ある映画の予告がふと目にとまった。
その映画とは、『僕らのワンダフルデイズ』。
ヤフーでは以下のように紹介されていた(以下、ヤフーの「解説」から抜粋)。
—–
ガンで余命わずかと知った中年サラリーマンが青春時代の仲間とバンドを再結成し、コンテスト出場を目指して奮闘する日々を涙と笑いで描いた人生讃歌。人生の壁にぶつかりながらも熱い心を取り戻し、大切なものに気付いていくオヤジバンドのメンバーを、竹中直人、宅麻伸、斉藤暁、稲垣潤一、段田安則が熱演する。劇中バンド“シーラカンズ”として、音楽アドバイザーを務める奥田民生が書き下ろした楽曲を演奏する白熱のライブシーンは圧巻。
—–
うーん、カラダがうずうずしてきた。「これはすぐに観なきゃいけない映画だ!」。そう思った。
上映映画館を調べてみた。
銀座四丁目にある「シネスイッチ銀座」という映画館で上映されている。山野楽器の裏手にある小さな映画館だ。大衆受けするメジャーな映画ではなく、芸術祭に出展されるような映画をよくやっているところである。パフから歩いて10分足らずのところだ。
最終の上映時間は午後4時20分から。ただ今の時間、午後3時半。余裕で間に合う。これで決まりだ。
ちょっと早めに会社を出て、近くのチケット屋さんで前売り券を買った。なんと当日券1800円のところを1000円で買えた。すごく得した気分。ルンルン気分で映画館に入った。
実はこの映画館で映画を観るのは初めてなのである。小さな映画館だが、なんだかとてもいい雰囲気だ。場内の客は30%ほどの入りだった。やっぱり僕と同世代の人たちが多かった。
約2時間弱の映画。
竹中直人はじめ、役者陣がいい味を出してたなぁー。
奥田民生が書き下ろした楽曲もさすが。良かったなー。僕もスクリーンの中に入り込みたくなってしまった。
僕が東京の八重洲でライブをやってから、もう一年近くがたつ。MSPとしてのライブをやったのが半年前。でも、なんだか10年くらい昔のような気がする。
・・・また演りたくなってしまった。
そういえば最近、「次はいつ演るんですか?」と聞かれることが多い。「年に2回のペースだから、そろそろですよね?」と、勝手に時期を決めている人もいる(笑)。
映画のように余命半年っていうことではないんだけど、でも、やりたいと思ったことは、やれるときにやったほうがいいのかもしれない。
来年は僕も50歳。
50歳記念コンサートっていうのも、なんだかお洒落(?)でいいかも。半世紀生きてきた自分を自分の歌で祝福するっていうのもいいかも。
ちょっとまじめに考えてみようかなぁ・・・と思った日なのであった。
コンカツとシューカツを語った週の締めくくりの日
2009年11月6日 (金曜日)
昨夜に引き続き早朝から、社長席周辺の荷物の片付け&大量の資料の処分作業。どうにかこうにか、予定通り午前中に片付いた。
午後からは、ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の幹事会を行うため新宿の就職エージェント社に出かける。そういえば今朝のNHKニュース「おはよう日本」で、就職エージェント社のサービスが紹介されたばかりだったな。ニュースで撮影対象となっていたセミナー会場が本日の会議の場所だった。
発足から1年半。やっとFネット加盟各社の提携事業が具体的に動き出すことになりそうだ。これからが楽しみである。
夕方、僕だけ会議を中座し、世田谷の三軒茶屋に向かう。
三軒茶屋……。とても懐かしい場所だ。学生時代、この三軒茶屋のオンボロアパート(四畳半一間の古くて狭い部屋)に先輩が下宿しており、よく酒を飲みに行ったものだ。いつも待ち合わせはパチンコ屋か雀荘だった。
その三軒茶屋。きょうの目的は、もちろんパチンコでも麻雀でもない。
文部科学省の、「女性のライフプランニング支援総合推進事業」の一環として行われているプロジェクトで、ポーラスタープロジェクトというものがある。僕はその委員として、たまに会議に出席して、少しだけお手伝いをしていた。
このプロジェクトの活動概要を資料から抜粋すると……
女性のライフステージごとのテーマで連続講座を開催し、人生のどんな場面においても、自分らしい選択ができるよう学びます。また、多様な生き方のロールモデル(社会人)に出会い、多様な価値観に触れられるよう、学生と社会人が同席し、お茶を飲みながら一緒に受講します。
……とある。
このプロジェクトの「連続講座」の第8回目を僕が引き受けており、その実施日が本日だったのだ。
きょうのテーマは「就職」。僕の専門の領域ではあるのだが、単に「就職」をタイトルにするだけでは引きが弱い。
というわけで、本日の講座のタイトルは、「これからの時代のシューカツとコンカツ」ということになったのだった。
でも、これは困った。シューカツについては語れるにしても、「コンカツ」について語れるものを僕は何も持っていない。
そこで閃いた。
最近結婚した女性で、いまも仕事の最前線で活躍している女性をゲストに招いて、僕がいろいろと突っ込みを入れたり、受講者との質疑応答させたりする形式の講座にしよう!
で、ゲストとして招いたのが、元パフの社員だったムラカミ(旧姓)なのであった。彼女は、ちょうど一年前に結婚し、今年の春、パフを退職したものの、またすぐ別の会社に転職し、営業の最前線で活躍している。彼女に、「自分自身の就職、結婚、仕事」を語ってもらうことにしようと考えたのであった。
先日、ムラカミに依頼したところ、二つ返事で快諾。本日の講座とあいなったのだった。
講座に参加してくれたのは、現役の女子大学生やワーキングウーマンが中心。約20名ほどの皆さんと一緒に、「女性のハタラク」について語り合った。
午後6時ちょうどから始まり、まるまる2時間、とても楽しい時間だった。ムラカミとじっくり話をするのもとても久しぶり(在職中もそんな機会はあまりなかったし)だった。参加者の皆さんからの質問も絶えることなく飛び出し、回答する側として、とても嬉しかった。
帰り道、ゲスト出演のお礼も兼ねて、ムラカミと一献酌み交わす。三軒茶屋の居酒屋ストリートの中央にある小さな渋~い店。お造りとゴボウ揚げと白ワインと日本酒がなかなか美味かった。
さほど呑んだわけでもないのだが、昨夜あまり寝てなかったせいか(肝臓値のせいか?)、一週間の疲れがいっぺんに噴出し、帰宅後は力尽きてバタンQ。
今週は、セミナーがあったり、会議があったり、休日のBBQがあったり、柔道見学があったり、リストラ作業があったりで、慌ただしい日々だったのだが、終わってみれば、なんだかとても充実した一週間だったな。よしよし。