パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

なんとまあ、呆れることの多い日だ。

次期総理大臣か?と、たぶん本人(民主党の小沢さんのことね…)も、その気になりかけた矢先の公設第一秘書の逮捕。

民主党の幹部は、「政権が仕組んだ陰謀だ」と言っているらしいが、もしそうであったとしても(そう思うのも無理はないが)、そんなことを、確たる証拠もなしに公の前で言うべきじゃない。

事の真相はわからないが、こんなことで(どうでもいい問題とは言わないが)、また議員たちの無駄な時間と労力が使われてしまうのかと思うと、さすがに温厚な僕でも頭にくる。

あなた方が足の引っ張り合いをしている間にも、どんどん時間は過ぎていく。その間、刻々と経済の状況は悪くなっているんだよ。

政治家としての「矜持」があるっていうならば、定額給付金を受け取る、受け取らないの言い合いをするまえに、やらなきゃいけないことが山ほどあるんじゃないかい?

鳩山総務相の郵政イジメもそうだ。ありゃ理不尽なイジメにしか見えない。「国の恥だ」と記者団の前で気勢をあげたらしいが、そんな「あと出しジャンケン」を公然と行っているあなたの方が、よっぽど恥だ…と、僕は思う。

それともうひとつ。

昨日のニュースになるが、オリンパス社員の「人権救済申し立て」。これも、事の真偽がわからないので安易な批判はできないのだが、間違いなく言えるのは、企業と個人との間(突き詰めていけば、個人と個人)の信頼関係が失われているということ。内部では、“さもしい”足の引っ張り合いをしているんだろう。同じ組織で働いてきた仲間同士だというのに、嘆かわしい。

 

こういった様々な問題が世の中にはある。いまに始まった話ではないのだろうが、どうも最近(僕がトシをとってきたせいかもしれないが)気になって仕方ない。

こういう大人たちの醜態を見て育つ、子供たちの将来が心配だ。いや、正確には子供のことが心配なんじゃなくて、子供が大人になったころの社会が心配なのだ。

政治家や、(オリンパスのような)大企業には、人格・能力ともに秀でた人材が多くいるはずなのに、起きている問題は、小学校のクラスの中で起きている問題と大差ないように思える。

ここは、社会に出たばかりの(または、もうすぐ巣立っていく)若者たちに、期待したいところだ。正しいことを正しく貫き通し、子供たちから信頼される若手社会人として活躍してほしい。人の足を引っ張ったり、保身ばかりを考えている寂しい上司たちに影響を受けることなく、「世のため人のため」を第一に考えながら働いてほしいな。

若い人たちには、所属する会社(組織)の教育に身を委ねるだけじゃなく、最大限の自己投資をしてもらって、自分自身を(人格、能力ともに)磨いていってほしいと思うこのごろである。