小事を捨て、大事を守った兼続に共感した日
2009年3月29日 (日曜日)
きょうは日曜日だったが、丸一日会社で会議だった。
G長の3名と僕との4名での会議。
解を導き出すことの難しさを実感した、まるまる8時間連続の会議だった。
結局、これはという決定的な策を出すことができず、不完全燃焼の状態で会議を打ち切り帰宅。
夕食後、ぼうっとしながら大河ドラマの『天地人』を観た。
窮地に追い込まれ万策尽きた絶望の淵で、直江兼続が考えた奇策。それは、積年の宿敵である武田軍と和議を結ぶという捨て身の策だった。 「越後を守ることが何より大事」との思いでたどりついた奇策。兼続は、古くからの重臣たちの猛反対にあいながらも、わずか3名で3万の軍勢の真っただ中に乗り込んだ。交渉に応じた武田軍の重臣・高坂弾正は、兼続の命をも顧みない“小事を捨て大事を守り抜こうとした勇気ある姿勢”に共感。和議に応じる。
はっとした。
小事を捨て去る勇気と、大事を守り抜く強い意志。混迷の時代の経営には、愛を信じ義を貫き通した直江兼続の思想と行動に、見習うべき点がたくさんある。