パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

知る人ぞ知る京都の超優良企業、堀場製作所。エンジン排ガス測定・分析装置分野で80%の世界トップシェアを握る会社だ。

この会社を創業したのが堀場雅夫さん。1945年10月の終戦直後の創業だ。当時、堀場さんはまだ京都帝国大学の学生だった。堀場さんが未だに、“学生ベンチャーの草分け”と呼ばれる所以である。

今日は、この堀場さんの講演会に招かれ参加した。

堀場さんは1924年(大正13年)12月1日生まれ。なんとうちの母親と同い年。誕生日も、たったの1週間しか違わない。今年で御歳85歳の人生の大々々先輩なのだ。

講演を聴いて、びっくりした。

明るく、ユーモアにあふれ、頭脳明晰。言葉も100%明瞭。参加者からの質問にも、即興とは思えないくらい、面白く引き込まれる話をされていた。極めて魅力的な方なのだ。とてもうちの母親と同い年とは思えない。

しかし、そんな「高齢なのにすごい」ということだけではなく、絶対的なすごさが堀場さんにはあった。自分なんて、まだまだケツの青いひよっこだということが分かった。

日本には起業家となるような人間は、全体の2%しかいないそうだ。僕は辛うじてこの2%に入っているのかもしれないが、堀場さんのようなベンチャー経営者は、全体の0.001%くらいしかいないのではないだろうか。

なんにしても勉強になる、刺激的な講演会だった。その後の懇親パーティーでも、懐かしい方々や意外な方々とお会いできたし。

僕をゲストとしてお招きくださった、関東ニュービジネス協議会の吉井委員長(企業内新規事業委員会)に大感謝である。

吉井さん、どうもありがとうございました!!

新学期がスタートした日

2009年9月1日 (火曜日)

朝一番でHRコンサルティンググループのタシロといっしょに神田に向かった。昨年から採用のお手伝いをしているS社の採用会議で講演&グループワークのファシリテータを行うためだ。

社長を筆頭に、現場の部課長20名近くが参加した大会議。まさに全社を巻き込んだ採用のキックオフだ。S社は、新卒採用を自社の成長戦略として位置付けている。現場の部課長たちも前のめりに会議に参加していた。「S社に求められる力」を議論しあうグループワークでは、熱気がムンムンだった。上場を間近に控えたS社。全社がこのようなスタンスで採用に臨む限り、きっと成長し続けていくことだろう。

 

午後は、両国に向かい、タシロと同じHRコンサルティンググループのヒラハラと待ち合わせた。今年の春から取引の始まったW社にヒラハラとふたりで伺い、人事部の皆さんと一緒に、採用基準をどのように設けるかのディスカッションを行ったのだ。W社は現場を採用に巻き込むことが難しいため、人事部だけで採否を決定しなければならない。求める人物像は明確なのだが、じゃあ、それをどうやって見抜くのか。主観を取り除き、経験の浅い面接官でも正しい判断を行うためにはどうすればいいか。なかなかの難問ではあるが、きょうの会議で、解決の方向に進んだのではないかと思う。

 

きょうは、この2社の訪問だけで日が暮れる時間になってしまったのだが、メインイベントはここから。

本日、9月1日。多くの小学生や中学生は夏休みを終えて、新学期をスタートさせた日。我がパフも、本日は9月度のキックオフだったのだ。

夜6時半から全社のキックオフミーティングを約二時間行い、その後、お決まりの乾杯&軽食。

会議の内容は書けないが、なかなか、なかなか、なかなか・・・である。

乾杯&軽食の部では、○○歳の誕生日を迎えた社長室のスギヒラへのサプライズケーキなども出され、楽しく、ほのぼのとした時間を過ごした。

第一Qの最終月でもある9月。厳しい雇用情勢と経済環境のなかではあるが、第二Qに向けて明るい兆しをつくりだす1か月にしたい。