パフ代表の徒然ブログ「釘さん日記」

大学入学30周年

2010年3月13日 (土曜日)

昨日、仕事の打ち合わせで、僕の母校である明治学院大学(港区白金台)に伺った(母校なので「伺った」っていう敬語もなんだかヘンだな)。

3月中旬。気候も穏やかで、ふと30年前(1980年)のいまごろを思い出した。

僕はひとりで、この明治学院大学本館の事務窓口に行き、入学手続きを行なったのだった。

なんだかよく覚えてるなあ……。

だって、浪人時代に夜勤(駅弁製造)のバイトで働いて貯めたすべてのお金を、初年度納付金(入学金や授業料など)として持って行ったんだもの。忘れられないさ。30万円くらいだったかなぁ…。ほかの大学に比べると格段に安かったのだけど、当時の19歳の若造にとっては、とんでもない大金だった。

実は他にも合格していた大学があったんだけど(心のどこかでは、そっちの大学を選びたい自分がいたんだけど)、この納付金を、この日自分で払ったことで、その迷いを断ち切ることができた。手続きが済んだ瞬間、「これで自分の浪人生活は終わったんだ」という安堵感と、ちょっとした寂しさみたいなものが入り混じった複雑な心境になったことを覚えている。

あれからちょうど30年だ。

そっかー。長かったようで、あっという間だったなあ。

30年経った今も僕は、この母校にとてもお世話になっている。僕やパフが今、このような姿で存在できているのは、我が母校、明治学院大学のおかげであるといっても過言ではない。

昨日も、さらなるご協力のお願いのための打ち合わせだった。職員の皆さんは僕たちに、いつもとても温かく好意的だ。今回も、(普通ならありえない)無理なお願いを聞いていただけそうだ。本当にありがたいことだ。

僕は30年前の入学直後、学内の奨学金の試験に受かって授業料が免除されている(つまり、いったん払ったお金が戻って来た)。在学中も、ゼミの教授や学生課の職員をはじめ、いろんな方々にお世話になった。卒業に必要な単位も3年間ですべてもらった。おかげで4年次は(社会人のふりをして)心おきなく働くことが出来た。

在学中もさんざんお世話になり、パフを創ってからもさんざんお世話になっている。ここまでお世話になっているOBも珍しいのではないだろうか。

事業が成功して裕福になったら(なるんだろうか)、何か寄贈しないといけないなあ……。

音楽ホールとか。図書館とか。

まあ、そんなに裕福にならなかったとしても、僕が大昔に書いた本なら10冊くらいはプレゼントできそうだな。

ともあれ、今年は大学入学30周年の年。あらためて母校に感謝!!なのである。

仕事が遅い!!

2010年3月12日 (金曜日)

きょうも午前様に突入だ。まだ会社にいる。

社員には、「もっとスピードアップしなきゃ!」とか、「遅くまで残ってるのは能力がない証拠だ!」なんてことをよく言うことがあるのだが、最近いちばんトロくて能力がないのは自分自身かも…と落ち込んだりする。

それにしても、きょうは密度が濃かった。

午前は新宿で、(昨日の日記でも書いたが)某社の10年度採用(つまり来月1日の入社)のための会社説明会。

IT業界志望の12名の学生が集まってくれたのだが、みんなとても優秀なのだ。もちろん改善して欲しいところはそれぞれ多少はあるのだが、それにしても卒業間際まで縁のある会社と1社も出会えなかったという事実に僕はショックを受けた。能力も意欲もある若者たちなのに……。

うーん。これはまた後日、じっくりと考察したいな。識者たちの見解も聞いてみたいところだ。

お昼は引き続き新宿で、盟友S社長と久々のランチM。互いの仕事の都合で30分間のみ。ハヤシライスを急いで掻きこみながらの時間だった。

それでも昔は恒例だった「夜のじっくり情報交換会」が、ここ数ヶ月お流れ続きだったので、久々に生々しい情報交換ができたのは嬉しかった。

午後は渋谷で、大学向けのプロジェクトを一緒に立ち上げようと思っている某社の社長はじめスタッフの方々と討議。いやー、盛り上がった。これはカタチになるまで、ぜったい企業秘密だ。

「世界で、たったひとりのあなたのために」(パフ理念)と、「シェアナンバーワン=利益の確保」を、両立させられるプロジェクトになりそうだぞ。

築地に帰社後、すぐに某新聞記者の取材を受ける。西暦2000年の超氷河期(求人倍率が1を下回った年)に社会人デビューした女性記者だったのだが、話が盛り上がった。

その後、この記者の方も交えての「うまれよ塾」。

途中、記者に、「社会に出たら理不尽なことだらけですよね。コロコロ言うことが変わる上司もたくさんいますしね」と振ったら、満面に笑みを浮かべて「ほーんと、その通りですよね」と乗ってくださったのは嬉しかった。

おまけに最後には学生に対して、 「メディアの言うことを全部信じたらダメだよ。『このメディアが言っていることは本当にそうなのだろうか?』という見方をしなきゃね。ネットの情報は特にね」というアドバイスまでしてくれていた。大メディアの記者が言うのだから説得力がある。

そんなこともあって、本日のうまれよ塾は予定終了時刻を1時間超過。終わったら、すでに夜の10時を回っていた。でも社会人のゲストがいるっていうのは、学生にとっても良かったな。これからも毎回一人ずつ招いてみようかな。

で、やっと席に戻りメールの返事やら書類の確認やらしていたら、すでにこの時間。うーん。もっと時短しなきゃな。いい方法はないだろうかしら。秘書を雇う余裕なんてないしなあ……。

ま、やっぱり業績を向上させて、利益を生み出すのが一番の解決策ですね。

数行書いて帰るつもりが、調子に乗って書きすぎた。さ、そろそろ明日のために帰りましょう。お疲れ様でした!!

時間をつくる

2010年3月11日 (木曜日)

きのうは朝8時から夜11時半までの15時間半ずっと会社の中にいた。昼も弁当を買ってきてもらったので一切外に出ずじまい。

でも、15分に1回くらいの頻度で、来客、打ち合わせ、相談や報告(を受ける)、書類のチェック、就職相談、外からの電話などなどの割り込みがあったので、あっというまに15時間半という時間が過ぎ去ってしまった。結果、自分自身の仕事はほとんど進まず……。

うーん。時間がほしい。時間がほしい。時間がほしい。・・・と、3回繰り返しても時間が増えるわけではない。

そう、時間はつくるものなのだ。

きょうはこのあと築地の事務所に向かい、朝礼を済ませた後すぐに外出。某社の10年度新卒採用の説明会(つまり今月卒業する学生向けの説明会)が新宿で行われるのだが、その運営を僕らが代行する。タイミングがタイミングなので、説明会の後すぐに面接も実施する。僕も面接官の一人。さ来週には内定を出す予定だ。超スピードの採用活動である。大学4年生の諸君にとって、こういう会社がこの時期まだあることは救いだろう。

工夫すれば短い時間でいろんなことができる。

「時間」はいま、僕にとっていちばん大切な資源なのである。

柔道と龍馬の影響

2010年3月9日 (火曜日)

感動的な映画やテレビや小説を観たり読んだりすると、大きな影響を受けるものである。

僕らより少し上の世代には、石原裕次郎にずいぶんと影響を受けて、髪型や歩き方をまねる若者が多かったと聞く。

僕らの世代では、ブルース・リーの影響を受け、「アチョー」と叫びながら学校の廊下を飛び蹴りして走り去る同級生が続出していた。

僕も昔から影響を受けやすい子供で、ウルトラマンや仮面ライダーやタイガーマスクや巨人の星(星飛雄馬)や宇宙戦艦ヤマトには多大なる影響を受けた。

その癖はいまでも直っていないようだ。

現在影響を受けているのは坂本龍馬。

昔も「竜馬が行く」を読んだときには影響を受けていたが、最近のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の放映で、その熱が再燃してしまった。

もうひとつ影響を受けているのが柔道。

この日記でも最近は龍馬と並ぶくらいの頻度で出てくる話題だ。考えてみれば、パフの事業の目的は柔道修行の目的と合致している。明日配信の(企業向けの)メルマガにも、柔道のことを性懲りもなくまた書いた。

そういえば龍馬伝を観ていて思わず書き留めた台詞がある。

もう2週間以上も前の放送分だったのだが、日記に記録しておくのを忘れてしまった。

ということで、遅ればせながら本日の日記に書いておこう(実はこの台詞を書いておきたくて、きょうはわざと龍馬のことを書いたのでした)。

この世に生まれたからには、おのれの命を使い切らんといかん。使い切って生涯を終えるがじゃ(龍馬の父、坂本八平が龍馬に語った言葉)

ひとは皆、いつか必ず死ぬ。だからこそ死に甲斐のある生き方をせねばならぬ(龍馬が剣術修行を行った千葉道場の千葉定吉が龍馬に語った言葉)

うん。いいね。こういう気概をもった生き方(死に方)をしたいものだ。

学生諸君もテレビや映画を侮るなかれ。50歳のオヤジだって影響を受けるのだ。

業界関係者は、若者の心を揺り動かすような、骨太で良質な映画やテレビドラマをもっともっとたくさん制作してほしいな。そういう意味では最近のNHKは、極めてあっぱれだと思う。

2月中旬から約1カ月、移動だらけの毎日だった。毎日のように飛行機や新幹線に乗って長距離を移動していた。さすがにちょっと疲れたかな。

いま福岡から戻ってきて、缶ビールを一本飲んだ後この日記を書いている。少し仕事をしようかと思ったのだが、やめた。いかん。やっぱり疲れてるな。風呂に入って、さっと寝て体力を回復させよう。

それにしても昔の人は偉かった。特に電車もクルマもなかった頃っていうのは、歩くか船に乗るかしかなかったわけで、長旅の疲れなんて、現代とは比べ物にならなかったはずだ。体力だけじゃなく精神力も半端じゃなかったんだろうな。

世の中が便利になればなるほど、人間は弱くなるものだ。

携帯やネットやパソコンのおかげで、コミュニケーションの手段が飛躍的に便利になり手軽になった。反面、字(まともな文章)を書けない人が増えた。まともな会話ができない人が増えた。シャレじゃないがホントに弱ったもんだ。

・・・と、グダグダ言い始めるときりがないのでやめる。

さて。明日から一週間は東京にいる。自分の席に座っていられる時間も比較的ありそうだ。懸案事項を片付けるチャンス。何事も起こらないことを祈ろう。

福岡で龍馬伝を観た日

2010年3月7日 (日曜日)

きょうはお昼に東京・築地のパフに出社。ヨシカワとホサカとスギヒラと4人で会議を行った。

「日曜日なのに4人も集まって会議を行うとは、なにやら一大事?」と思われるかもしれないが、そうでもない(いや、大事な会議であるには違いないが、「一大事」っていうほどではないということ)。

僕が金曜日も終日会社にいなかった(名古屋に行っていた)し、あす(月曜日)も終日いない(福岡にいる)ので、顔を合わせて会議を行えるのが、きょうしかなかったわけだ。

ということで夕方。会議を終えた僕は、すぐに羽田空港に向かい福岡に飛んだ。

福岡のホテルに到着したのは夜の7時半。いつもの福岡出張なら、天神や中洲までラーメンを食べに行くのだが、今夜ばかりはそういうわけにはいかなかった。

なぜなら、毎週楽しみにしている『龍馬伝』の放送まであと30分しかなかったから。

僕はチェックインしたのち、大急ぎで近所のコンビニで弁当とビールを買って、ホテルの部屋に戻った。

そしてテレビのスイッチを入れるわけだが、ここで大きなショックを受けることになる。

エコノミーなビジネスホテルなので、テレビのサイズが小さいのは覚悟していた。

そして、デジタルではなくアナログ放送で、フル画面じゃないのも想定の範囲内だった。

し、しかし、画質があまりにも悪い。靄がかかったみたいで、色も白黒テレビみたいな映りなのだ。

いつもは、(昨年末買い換えたばかりの)LEDアクオス40インチ液晶テレビの迫力ある美しい画面で鑑賞しているだけに、この落差は激しい。

しかし、すぐに気を取り直してドラマの中身に集中した。

江戸の千葉道場での二回目の修行を終え、土佐に戻る龍馬。千葉佐那(貫地谷しほり)との別れのシーンは、ちょっと消化不良だったかな。でも、そのあとの展開を考えるとしょうがないか。

きょうのタイトルは、「引きさかれた愛」。龍馬の初恋の人、平井加尾(広末涼子)との、理不尽で悲しい別れが主題だったのだ。個人的には貫地谷しほりのファンなのだが、今夜のところは、広末涼子を引き立てねばなるまい。

だからというわけではないが、いやあ、広末、かわいそうだったなあ。いじらしかったなあ。切なかったなあ。

どこまで史実と一致しているかはわからないが、でも、平井加尾は、龍馬の初恋の人であったことは事実らしい。もちろん、千葉佐那も、後に登場するお龍(真木よう子)も、すべて実在の人物で、皆、龍馬とは深い仲だった(お龍は正真正銘の正妻である)。

天下を動かすほどの大人物は女にもてるものだ。

「英雄色を好む」という言葉があるが、こと龍馬の場合は、そんな猥雑で俗物的なものではなかったと推測する。すべてが真っ直ぐで天真爛漫な愛であったと思う。だからこそ女性たちは龍馬を放っておかなかったんじゃないかな。

さてさて、いよいよ尊王攘夷の嵐が吹き荒れそうな龍馬伝。来週は、悲劇のヒーロー武市半平太の土佐勤王党が結成される。幕末モードが一気に加速されそうだ。ボヤッとしていることの多かった福山龍馬も(涼子ちゃんとの)失恋の痛手から立ち直って、そろそろ天下国家に目覚めるころだろうか。

ますます来週から目が離せないぞ。

貴重な休日

2010年3月6日 (土曜日)

昨夜は、M社のF部長と、名古屋から東京までの新幹線のなかでずっと語り合って過ごした。東京に着いてからもまだまだ話足りず、東京駅からタクシーを飛ばし「のろ」まで行き、さらなる語り合いを行った。

F部長とのお付き合いは今年で丸10年となった。僕とパフのよき理解者である。でも互いに多忙であることから、二人だけで話をする機会は最近ほとんどなかった。久々にじっくり話が出来てうれしかった。

さて、本日は土曜日。そういえば先週の今頃は松山に向かっていたな。その前の週は九州にいたな。明日はまた九州だな。ウロチョロしている毎日で、落ち着きのない子供みたいだ。

しかし、きょうは休む。部屋の掃除もする。床屋にも行く。読めていなかった本を読む。斜め読みで済ませていた新聞にもじっくり目を通す。録り溜めていたテレビドラマ(不毛地帯)も観なきゃ。

うーむ。休むといいながら、やらねばならぬことが山積だ。

ではまずは、床屋から。

行って来ます!!