CA養成講座を受講した日
2010年7月22日 (木曜日)
本日より一年間のCA養成講座が始まった。僕はイチ受講生として参加する。
なぬ? CA?
おいおい、おまえさん、その歳でいまさら、“キャビンアテンダント”を目指そうっていうのかい?
いやいや、ちがいます。
CAというのは、“チェンジエージェント”の略で、組織変革をリードする請負人のことなのである。
受講の推奨対象者は、
・人材開発や組織開発の実践スキルやノウハウを得たい方
・意識変革・行動変革へ繋がる研修やワークショップを企画・運営したい方
・人事としてさらなるスキルアップとキャリアアップを目指したい方
と、カタログには書いてある。
僕は何を隠そう、社会人になってから本日まで、研修らしい研修というものを受けたことがない。
研修を主催する側には何度もなっているのだが、自らが受講生になった経験というのは(単発の講座形式のものを除くと)ほぼゼロ。
営業にしろ、マネジメントにしろ、人事にしろ、経営にしろ、ほぼすべてが自己流。そりゃ悪い癖がつくってもんだ(苦笑)。
今回、遅まきながら「40の手習い」ならぬ、50の手習いで、研修を受けてみようと思い立ったのだ。
本日が第一回目で、来年の5月まで続く。といっても、受講するのは2カ月に1度。
受講と受講のあいだ(約2カ月間)は、チームで自発的に適宜集まってワークを行ったり、ネット上で議論したりする。
僕の所属チームは5名で構成されている。人事担当者が3名、技術現場のリーダーが1名、そして僕だ。
この5人で本日は、みっちりとワークを行った。日頃使わない脳みそをたくさん使った。なかなか刺激的であった。
5人ともぜんぜん畑の違う会社であるのも面白い。でも組織やひとにまつわる課題は、結構共通していたりする。
本日もっとも感動したのは、5人がお互いの価値観を発見し合うために行ったワークである。
ひとりひとりが約15分かけて、自分自身のことを他の4人のメンバーにプレゼンする。
それを聴いたメンバーは、そのひとが、「どんな強みをもっているのか」「どのようにチームに貢献しそうか」「どんなことが好きで、どんなことを大切にするひとなのか」ということを、付箋に書いて渡すのだ。
全部がポジティブな表現ばかりなので、日ごろ人から褒められることのない僕などは、とても気恥かしい半面、嬉しかったのだ。
そしてこの5人で、一年間かけてやり遂げる「研究テーマ」も決めた。なかなかイケているテーマだ。すぐに取り組むべき実践課題も決めた。「必ず実践する」と約束してしまった(汗)。
うん。なかなか楽しいぞ。
いくつなっても「学ぶ」「習う」ということはいいことだ。
しかも、なんのしがらみもない社外の方々と一緒に取り組むというのも素敵なことだ。そのことそのものが、学びになる。
また追々、この日記でも経過報告をすることにしよう。